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書きなぐったもの

電車

作者: ごこちゃん

いつからだろう。

電車に乗っている時間がつまらなくなったのは。

移動時間が勿体ないから参考書や新聞を読んだり、最近ではスマートフォン。

情報を詰め込む作業ばかりしている気がする。


小さい頃は電車に乗る、ということだけでご機嫌になっていた。

親が買っている券売機の画面を眺めること。

改札自動ドアに挟まれないかドキドキしたこと。

背伸びをして、つり革に捕まろうとしたこと。

何といっても一番の楽しみは座席に立って流れる景色を見ることだった。


各駅の意味も急行の意味も知らなかった。

端から端までを各駅で行った時は何時間もかかった。

だけど、色々なものが見えていた気がする。


いつからだろうか。

電車に乗っている時間がつまらなくなったのは。

移動時間を有効に利用することだけに、座席を確保するだけのために。

景色なんて全く見なくなった。


今の私が昔のように景色を見て、何を思うのだろうか。

小さい頃のように笑って窓の外を見れるだろうか。


いつからだろうか。

電車に乗っている時間が苦痛になり始めたのは。

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