11話
私は都市伝説の考察をしている動画配信者です。配信者になるきっかけだったのはMr.都市伝説、関暁夫さんの動画を見たことでした。
そんな私は都市伝説が好きな人達と知り合う機会がありました。10人程度の集まりでしたが、皆楽しい人達です。
都市伝説好きと言っても様々です。関暁夫さんを好きな人、陰謀論が好きな人、オカルトが好きな人もいれば、スピリチュアルが好きな人もいる。
そんな中で、親しい友人になったのが、彼女でした。
『月の太陽曼荼羅を見る女性』
彼女はいわゆる幽霊が見える人です。幼い頃から幽霊が見え、親は大変苦労したみたいです。
色々な霊能者と会い、強すぎる能力を抑え込んだという話も聞きました。
彼女は今は強く意識しないと見れないけど、それでも『わかる場所』というのはすぐに気づけるようです。
ある場所の話をされました。
海水浴場での話です。そこは私も行ったことのある場所でした。
シンプルに怖い話。あそこは海に引き込まれそうになるから、もう泳ぎには行きたくないと言っていました。
そう言われると、たしかにあの場所は違和感の場所でした。
近くに地元では有名な神社があるところです。人の流れはそこそこにあるものの、そこの海水浴場で泳ぐという話はほとんど聞いたことがありません。
たしかに少し先に行くと、地元では有名な大きな海水浴場があります。だから、多くの人はそちらの方に行くのだと思います。
私は当時そう思っていました。
昔の話になりますが、私はそこをデートスポットとして、使用していました。今の奥さんと出会う前の昔の話です。
夜に行くと、そこは穏やかな海の音が聞こえ、人も来ない。少なくとも私がデートで彼女とゆっくり過ごしている時は、人が来たことはありません。
もちろん、近くを車が通ることはありました。でも、そこの駐車スペースは道路より少し高いところにあるので、車が通っても私の存在に気づくことはない場所でした。
海辺でゆっくりと波の音を聞きながら、まったりムードを作れる場所。私は霊感がありませんので、当時はそれ以上のことは何も思いませんでした。
ですが、親しい友人の話を聞いた時にゾッとしました。
そこの海水浴場は神社との位置関係から風水的に悪い場所にあることがわかりました。
悪い気が溜まる場所と言えばわかりやすいでしょう。だから幽霊が溜まり、引きずり込もうとする。
幸いなことに、私がいつも駐車していた場所は少し高い位置にある場所だったので、その悪い気の影響を受けることはないようでした。
ですが、もしあの当時、夜の海に行こうとしていたら……
そう考えた時、私はゾッとする思いでした。
親しい友人は旦那さんも子どももいる人で、旦那さんも親しい友人の一人です。
親しくなり、一緒に遊ぶようになり、一緒に出かけるようになる。
都市伝説好きの私たちが一緒に出かけるといっても、普通に遊ぶ場所に行くわけではありません。
行く場所は神社仏閣などがメインです。
そんな中で、彼女は異能な能力を発揮するのです。




