徒然なるままに戦車
空から戦車か落ちてきた。
その戦車は、僕の目の前を通過すると昨日作った落とし穴にスッポリハマった。
そして、戦車は顔を赤らめながら僕を見つめた。
と思ったら、戦車から人が出てきた。
「こら!ダメでしょ!これでも食べて落ち着かなさい!」
と言って、砲丸を砲台の中にシコタマ詰めた。
すると、みるみるうちに戦車の頬が膨らみ、赤みが増した。
「こら!あの人が見てるからって、食べすぎでしょ!」
というと、その人は僕に軽く会釈をした。
あまりにも意味不明な光景に僕はぼーっと見つめていた。
すると、空から沢山の天使が舞い降りてきた。
舞い降りてくると、ハマった戦車の上空をクルクルと回り始めると、戦車は、天に向かって浮上していった。
その光景をみた僕は、一つの疑問が浮かんだ。
「戦車って幾らで買えるんだろうか」