【悲報】最近のアニメ業界、もはや限界すぎる問題
──あの名作が再びアニメ化ッ! あの話題作が数年越しに続編アニメを放送ッ!
などなどなど……最近は大昔の名作たちがどんどんアニメ化していると思いませんか?
当然ながらファンの皆様は騒ぎます。あのシーンやこのシーンが動いて見れるのかと期待し、テレビの前で全裸待機しちゃいます。
そうしていざ、ふたを開けてみれば──そこにあったのは、構成グッチャグチャのクソでした。
場面のつながりも因果関係も伏線も全部カットで、とりあえず最終回に山場を持ってこれればいいという感じの始末ッ! 一番楽しかったのはアニメ化前のワクワクしている時だとか、それもはや作品としてどうなんですかねぇ。
そんなバケモノが1年に1回くらい現れるのならまだしも、今や1クールに1本は紛れ込んでいるのが現状であります。
さて、どうしてこのようなことになっているのかというと──制作現場にお金が回ってこないからですね。
今やアニメ専門サイトは山ほどあり、制作会社もそういうところの再生数によってお金をもらっているわけですが、結局はブルーレイ・DVDの売り上げが一番お金になるわけですよ。
しかし、その購買率が昨今では軒並み低下しています。
大昔には覇権作品は5万本は売れていたというのに、今では5000も売れれば大勝利という始末。
……こうなってしまった理由は多々あれど、やはり一番大きいのは、アニメ業界が作品を乱造しすぎたせいなんですよね。
ブルーレイ・DVDを買う層は元々限られているというのに、次から次へとポンポン作品を出していけば、そりゃお客様のお財布もヘロヘロになってしまいます。
そうして金欠に陥った制作会社が、ファンの頭数が多い有名な過去作品の再アニメ化を図り──最初の構成グチャグチャ問題を引き起こしてしまうわけですねぇ。
ええ、腰を据えて作ろうと思っても無理なんですよ。1年かけて作品を作ろうと思ったら、社長さんは1年間は実入りなしの状態で制作関係者たちを食べさせなければいけなくなりますから。
だからこそ、半年くらいで変なのを作り上げてパッと出して、すぐさま製作費を回収する道を選ぶしかないわけなのです。……じゃないと会社がつぶれちゃいますからね。
ああ……まさに貧乏が生んだ負のループですよ。どこからこうなってしまったかはわかりませんが、この状態が急に回復することはまずないでしょう。
ざっくりと説明した部分もありますが、これが業界の現状であります。
このピンチを解決するためにはどうすればいいか──思いついた方は、どうかお知恵を出してあげてくださいませ……!(あとできればお金もッ!)
たくさんのご意見、本当にありがとうございます!
熱く語ったものはもちろん、中には業界関係者様と思わしきコメントもあって、どれもフムフムと頷きながら読ませていただいております!