2 神様?
確かあの言葉を聞いた後、目の前が真っ暗になって…
まぁ、死因はおそらく過労死だがあのクソ会社は隠蔽するだろうけど。
だが、今は目の前の状況の整理だ。
周りは真っ暗だ。だが奥に一箇所とても光り輝いている場所がある。とりあえず今は、体を動かしてあの光に向かって行動しよう。
そして、俺はあの光の方向に向かい走った。
すごく走った。
ハァハァ
ものすごく走った。
ぜぇぜぇ
「いや長くない!?距離ありすぎないっ!?
どう考えても距離感おかしいだろっ!!」
そう言うと、何故か光は俺のほうに向かってきた。
「いやー、面白いね君っ!!最高だよ腹を抱えて笑わせてもらったよ。どんだけ走ったって着かないのに全力走ってて最高だよ君!!」
「アッハッハ」と笑っている全裸で超ムッキムッキの体で顔に靄が掛かってるおっさんが光から出てきた。
「ふぅー、面白かった。それでね本題なんだけど…」
逃げた全力で俺は逃げた。
嫌、やべぇじゃん今のやつ変質者が来たんだぜ?ムッキムッキの、しかも裸の。
気持ち悪すぎだろ今のどうなってだよっ
そして、また俺は走った全力で走った。
「はぁはぁ、もう、ここまで、はぁ、来たら大丈夫だろ」
「待ってよーーー、高橋きゅーん。もうせっかちなんだから」
まだ、追って来ていた。いやそれは想定内だったのだが…
「いや、なんで今回は普通に全力ではしってんの!?」
何故か普通に走っていた。さっきは光の中に入ってこっちに来ていたのにだ…
だが、捕まってたまるか。そうして僕はまた全力で走った。
だが、あいつは早すぎて呆気なく捕まった。
200メートルぐらい差があったのに、
「もう、すぐ逃げるから今度は逃げないようにね」
「はい…」
「よし、じゃあまず君に問う。異世界という言葉の意味は知っているか?」
「知ってます。」
まぁ、昔は俺も社畜時代じゃない時に、ラノベを読み漁っていたから異世界ものはよく読んだ。むしろ詳しいぐらいだ。
「おっ、わかっているのか。じゃあ説明する手間が減ったな。今からお前には異世界に転生してもらう。」
「へっ、い 異世界?」
「あぁ、そうだ。」
「まず、そもそもあなた誰なんですか。なんで俺の名前知ってるんですか?」
「あぁ、それはだな。私が神だからだ。
それと自己紹介が遅れたな。私の名前は
アップルだ。よし、話に戻すぞ。それでだな…」
「神さま!?えっ、こんなムキムキの全裸の変質者が神さまっ!?この変質者が!?」
「変質者、変質者言うなっ!見よこのパーフェクツバディ、神々しいだろ。綺麗だろ。もっと褒め称えろ」
「こんな神様嫌すぎるっ。なんだこのイメージをぶち壊すような神様っ!」
「なんだとっ、わからんのかこの素晴らしいナイスバディを。もっとしっかり見ればこの素晴らしい体がよく分かるぞ!ふんっ、ふんっ!」
「うわっ、ポーズとるな!汗が、汗が飛んでくるっ。やめろっ、汚ねぇーーーーー」
「ふぅ、まぁ私の筋肉を見せるのはこのくらいにしてだな…。本題に入ろう、まず君には:私と私の上司が管轄の世界タースバイドに行って貰うここは剣と魔法の世界で君の世界でいうモンスターもいるここまでわかるかな?」
「あっ、はい」
「よし、じゃあ君にやってもらいたいことがあるんだ。」
「やってもらいたいことですか?」
「そうだ、この世界は今四柱と呼ばれるモンスターの王が人類を脅かしている。そいつらを倒して欲しいんだ。」
「えっ、そんなの無理ですよ。雑魚の僕になんか…」
「そんなに心配しなくていい。なぜなら私は、神だ。ということはなんでもできる。まず転生してもらったら年齢を16に戻すだろ。
そして、君にちーと?というやつを与えることができる。しかも、君の他にも沢山の転生者がいる。
君たち転生者には、絶対に四柱を倒してもらわなくてもいい。穏やかに生きて貰ってもいいだが、その中で一人ぐらいは四柱を倒して欲しいなぐらいだ。あっそれと四柱ってのは魔王とかそういうやつらだ。ま、数打ちゃ当たる戦法だな。」
「ま、まぁチート貰って生きていけるなら
いいですけど」
「よし、じゃあこの中から選んでくれ。
一応みんな平等にくじで決めてるんだ。
ほらっ、引いて」
「よし、来い超激レアチート!!」
パンパカパーン
sssレア
「英雄の剣」
「よっしゃーーーキターーーーー」
「おっ当たりじゃーん。良かったね。よし、じゃあ君には転生して貰う。」
「ありがとうございます。神様!!俺これから頑張って生きます!」
「うんうん、よろしい。その調子で頑張ってね。あっちの世界では私を全力で四六時中守り養ってね!!」
「えっ…!?」
「あっ、言い忘れてたけど君が転生者に選ばれた理由は前世で自分の立場より上の人に死ぬ気で、まぁ実際本当に死んじゃったけど、
尽くしてたから、君だったらわたしをラクさせてくれるかなと思ったからだから。これからよろしく頼むね!」
おいおい嘘だろ
「さ、さすがに冗談ですよね」
「何言ってんだ。神は嘘をつかん。」
「嘘だぁーー、夢の異世界でもブラックとか嫌だーーーー。しかも、ゴリマッチョといっしょとか尚更嫌だーーーーーーーー」
そのまま俺は、異世界に転生した。
初めまして作者です。
思いつきで始めたので、個人的にだらだらと頑張っていきたいと思います。応援してくれるとありがたいです。