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仮面屋と魔族の奇妙な旅路  作者: 大根ポン酢
2/4

2話目事情聴取

ここは取調室の一室

「・・・さて、事情を聞くとしようか」

「はい」

ではなく、森の中。彼は昨日の魔族の娘に何があったか聞くようです。

「・・・両親が戦争で亡くなって、人間達からは邪教徒と言われ追い出されて、魔族からも弱き者を戦いに徴収しても役立たぬと追い出されて、行くところがなくて・・・」

「ふぅん・・・」

彼は少し考えるそぶりをすると

「よし、分かった。着いてこい」

「はい!」

そう言い彼等は歩き出した・・・そして数時間後

「着いた着いた・・・あ、お前とりあえずこの箱入ってろ」

「?」

彼女は少し不思議そうな顔をしつつも箱に入った

「止まれ!此処から先は魔族戦争につき警戒体制に入っている!関係者以外は通せない!」

「・・・久々だねぇ」

「こ、この声は!ティッパー様!?も、申し訳ありません!」

そう言うと兵士はかなり焦った様子で扉を開けた。

「国王陛下に会われればどうでしょうか?陛下はティッパー様が来るのを楽しみにしてらしてましたし」

「その前に会いたい人が居るからその人に会ってから陛下に会いに行くよ」

そう言うと兵士は

「分かりました」

と言い道を開けた

「ありがとう」

彼はそう言い兵士の横を通りすぎた

「さて、あの人は元気にしてるかな~と」

そう言い歩き続けて数分後

「着いた着いた」

どうやら彼が向かっていた場所に着いたようだ。そして

チリリーン

扉を開け中に入る

「お~いリン居る?」

そう彼が言うと店の奥から

<何だい今日はやすみだよ?

奥から声か聞こえた

「たく誰だい?・・・て!ティッパー!?」

店の奥から出てきた女性はテイッパーを見て驚いたようだった

「久し振り」

「何処行ってたんだ?」

「色んな所さ」

そう言うと女性は笑い

「それとその箱に入ってる娘は何?」

「」ビクッ

「俺のところに来た小さなバイトさんだよ」

彼はそう答えると女性は少し笑い

「・・・私の所に連れてくるってことは、何か訳ありだね?」

と言った。

「魔族なんだよこの娘。しかも戦争孤児のね」

と彼が答えると女性は少し悲しそうな顔をし

「分かった。魔族隠しの装備だね?」

と言った。

「そう」

彼が答えると女性は

「代金は無料にしとくよ」

「ありがとう。んじゃ出ておいで」

「はい」ヒョコ

そう言うと箱から出てきた。

「んじゃティッパーは他のところで待ってて」

「了解」

そう言うと彼は店の外へ出ていった

「んじゃ装備を作って行こうか」

そう言うとメジャーを持ってきて寸法を計り始めた。

「・・・そう言えば君、戦争孤児何だよね?」

「・・・はい」

「名前は?」

そう言うと少女は悲しそうな顔をした

「分かりません」

そう言うと女性は少し考えて

「・・・そうか・・・じゃぁ名前を決めよう!」

「え?」

「名前があった方が便利でしょうしね」

「ま、まぁそうでしょうけど・・・」

「なら大丈夫!」

「・・・」

そう言うと少し女性は考えてから

「ルミ!」

「ルミ?」

「私も実は魔族で、戦争孤児何だ。そしてあの仮面屋も戦争孤児さ。獣人族で龍戦争で両親が死んだんだ。」

「・・・そうなんですか」

「そしてルミは古代魔族語で希望を意味するんだ。」

そう聞いたルミは少し驚いた顔をした

「希望・・・ですか?」

「あいつは、誰かを失うのが怖くて誰かと関わることをほとんどしなかったんだ」

「・・・」

「だけど、どういう風の吹き回しか、君と関わった。だからルミにしたのよ」

「ありがとうございます」

「良いってことよ・・・さて、完成!試しに着てみて」

「はい!」

そう言いルミは着替えた

「うんうん!似合ってるね!」

女性は笑顔でそう言った

「あ、そう言えば名前を聞いてませんでした」

少女はそう言った

「・・・そう言えばそうだね。私はリン古代魔族語で技術者よ改めてよろしくね」

「はい」

すると

チリリーン

「おや、ティッパーが来たようだね?」

「終わったかい?」

「えぇ、終わったわ」

そう言うとティッパーは

「それじゃぁ陛下の元へ行ってくる」

すると少女が

「じゃぁ私も行きます」

と言った。だがティッパーは

「いや、ここで待っててくれえ~と」

すると、リンは

「ルミよ」

と言った。すると、ティッパーは

「ルミ。少し嫌な予感がするからリンの所で待っててくれ」

と言い出掛けていった。リンは

「・・・雲行きが妖しいね・・・何か事件が起きそうね・・・」

空は強い魔力の霧に覆われていた

古代魔族

魔族が生まれてくすぐの頃に存在したすさまじい魔力を持つ魔族。魔術に長けている

獣人族

すさまじい力を持つが魔力に長けていない者が多いが、一部は魔術が使える。

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