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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

『向こう側の小宇宙』より。

コクハク

作者: 砥眞 芳矩

ねえ、聴いてますか?

世の中、理不尽なことばかりではないですか。


自分の思い通りにならない事を自分の事を棚に上げて、わあわあ、と並び立てたり。

実に吐き気がするほどに醜いと思いませんか?


主義主張は、美しさが伴ってこそだと思うの。


活花や活造り、押し花だってそう、繊細な技術と感性、そして大胆で奇想天外な発想。

それを活かしてこそ芸術というイキに到達出来ると思いますの。


それを履き違えて吐き捨てるように騙るのは、実に慚愧に堪えないところでありますわ。

世のコトワリに絶望するのは結構ですけど、世の白さに、白々しさにもっと目を向けるべきだと思いますの。


白いカンバスに色を塗るように、白いカンバスをアナタの色に染めていく。


アナタの頭は飾りではないでしょう?

中にはアナタがイッパイ詰まっているでしょう?


なればこそ、美しい主張を塗り広げる勇気も必要なのです。


この部屋に転がっている、絵の具もアナタもそういった意味では何ら変わりは無いのですよ。


どうですか?

理解していただけましたか?


それでは、アナタのイシをこの白き世界に塗り広げてサシアゲヨウではありませんか。




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