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愛川愛夢がみたのは現実  作者: 荒畑時雨
7/9

セリフ

「なぁそういうのって警察にいったほうがいいんじゃないの?」

「宗太!?・・・警察に言っても無駄だと思うし・・・」

「ふーん、田中さんはどう思う?これ結構重大な問題だと思うんだけど」

「まぁ脅迫文にコロスって書いてあるけど、愛夢と半分同意見

人の思いやりが加えられてる気がする、

それが愛夢に対してか、それとも《アノヒト》なのか

前者なら愛夢を大切に思っている人物、後者なら愛夢を憎んでいる人物

《アノヒト》の名前を意図的に出さなかったとしたらそれは、愛夢を大切に思っているんだと思うんだけど、意図的でない場合、《アノヒト》という人物への想いが強すぎて、それも愛夢にとっても手紙を送った人にとってもそばにいるのが当たり前の存在なのだとしたら愛夢が邪魔でしょうがないのかな

私が言えることは、前者でも後者でも愛夢が危険な状態になるということにはかわりはないということ

でも警察は頼らないほうがいいと思う

警察は何かおきてからでないと動かない、無能な存在だから・・・・

長いこと話してしまった、ごめん」

「いやいや、俺バカだからそういう難しいこと分からないからな、田中さんはそういうところ頼りになるよ、愛夢の一番の友達が田中さんでよかったと思うよ」

「私もそう思う」

「・・・・で、でも問題が解決したわけじゃないし、まぁとうぶんの間一緒に登下校することで抑止力になればいいとは思うよ」

現が言っていたことを今思い出した

夢を理解しようとした私を途中で起こして言ったときの言葉

いろんな意味で私が壊れてしまうかもしれないという言葉を

それはこの脅迫文によって私の精神がおかしくなるということなのだろうか

それとも・・・・何か別のことなのだろうか

それは・・・・神の味噌汁

間違えた、神のみぞしる

そういえば現が言うには宗太が《アノヒト》ってことになるからもうすでに脅迫文的には殺される条件が整ってしまってるんだよなー

条件はクリア、あとは殺しに来るのを待つだけ

なんて言ってる場合ではないが、人のなれとは怖いもので、私の人生は不幸9割、幸せ1割

脅迫文くらいでびびったりしないし、それによって私の精神がおかしくなることもない

ある意味で精神が鍛えられてる

私はアニメをよく見るがその中で殺される前に言っておきたいセリフがある

《撃ってもいいのは撃たれる覚悟があるやつだけだ》

まぁ銃をもっている相手に対してのセリフになるのだが

これは応用がきくから刃物を持った相手にも

素手での相手にも有効である

《刺してもいいのは刺される覚悟があるやつだけだ》とか《殴ってもいいのは殴られる覚悟があるやつだけだ》である

まぁ最後の2つは語呂が悪いから言いたくないが

「ただいまー現」

・・・・仁王立ちで現は立っていた

「帰ってきてもいいのは、帰ってこられる覚悟があるやつだけだ」

なんか無理矢理感があるがそこはスルーしておこう

「じゃあ今日は、肉じゃがにしよっか」

「肉じゃがにしてもいいのは、肉じゃがにされる覚悟があるやつだけだ」

「こわっ!それこわっ!」

なんか今日は私が見ていたアニメを現が見てはまってしまったらしい

はまるとその名ゼリフをずっと言っている

「条件はクリアあとは点火ボタンだけ」

まぁ肉じゃがつくるから火はつけないといけないけどさー無理矢理感がすごいなー

私はあまり名ゼリフをやたらというのはやめようと思いました





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