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愛川愛夢がみたのは現実  作者: 荒畑時雨
4/9

私は死ぬかもしれない

ここはどこ?

・・・・っ!誰!?

「あんたなんか死ねばいいのよ!」

ナイフを握りしめてる人、そしてこのセリフ、今まさに命の危機である。

でも私なんか悪いことしたかな?

冷静に言ってる場合ではないのだが、私は今気づいてしまった。

相手の顔がぼやけてて、声が響かない感じ。

これは・・・・夢だ。

夢の中であれば大丈夫・・・・だと言いたいところだがそれが違うのだ。

顔はぼやけているが間違いなく服装的に女の子である。

私の経験上、夢の中では相手に質問しても返答は返ってこない。

状況に即した質問しか返ってこない。

例えば、今私が「私が何をしたっていうのよ?」と質問すれば、言葉が返ってくるかもしれないが

何回聞いても相手が言葉を変えることはない。

同じ質問にたいして同じ返答である。

まさにゲームのような世界である。

ここで今私が夢から覚める前にしなければいけないことは、死ぬことを回避しなければいけないのと、回避できる状況を知っておくこと。

そして少しでも今の状況を覚えておくこと。

なんで夢ごときにそこまで真剣になってるかと言われれば確かにそうだが

今からサラッとおかしなことを言う。

この物語の大事な設定を言う。

それも夢の中で言う。

私が夢で見たことは現実におきてしまう。

それもほとんどが悪い夢である。

そう言えばわかっていただけるだろうか。

こんなバカみたいなことを言っている理由が。

そして今からその作業にとりかからなければならない。

・・・・パキンっ!

あれっ!?目の前がこわれてく。

ガラスが割れるみたいに。

これはまずい、なにか外から干渉を受けている。

ただの勘だが。

パリッ、パリン!

「あな、たはい、つ、も、そ、うや、って・・・・」

えっ!何?

聞こえない。

「聞こえないなら何度でも言ってやる。

ポテチがきれた、俺様はうすしお味が食べたい。」

やはり外からの干渉。

それもこのポテチバカに。

私の命はポテチバカのせいで危ないかもしれない。

何も状況を理解してない、わかったことは殺される可能性があることと、殺そうとしてくる相手が女性ということだけである。

それも場所がどんな感じの場所かも思い出せない。

夢ではよくあることだけど。

「ポテチバカ、あんたのせいで私死ぬかもしれないんだけど。」

「バカとはなんだ、お前を助けてやったんだから感謝しろよ。」

えっどういうこと?

・・・・助ける?あの夢ってそんなに危なかったの?

「そうだな、あいあいがいろんな意味で壊れるかもしれない、そういうレベルだよ。」

地の文をまた読みやがって。











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