表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/27

「私立学園入園!?2」

「暴力主義者=テロリスト『そして誰もいなくなった』」


 しかし何の変化も訪れない。だが、さっきまでガラスの向こうで騒いでいた人々が急に静かになり、次々にこの場を去って行く。

 そして青年はそれを満足げに眺めると、喜希に言う。


「私は人の精神を操る魔法を得意としているので。では参りましょうか、『スペードの12、パラス』」


「スペードの12、パラス……?」


「我が私立学園ではそう名乗ると良いでしょう。それがあなたの力と権利を表すので。」


 青年はそう言うと再び喜希を両手で抱え、病院を出る。

 決してポカポカと言えない、そこそこ強い日光が喜希達を照らし、目を眩ませる。


「喜希さん、箒はどちらに?」


「多分、家にあると思うけど……」


 青年は優しく微笑むと、近くにあった車と呼ばれる乗り物に向かう。その車は科学の力で宙に浮いており、摩擦を無くしたおかげで時速400㎞と言う凄まじい速度で移動する事が出来る。

 しかし普通の人間がそんな速度で移動する車をまともに扱う事が出来るはずも無いので、普段は時速40kmくらいで運転するしかない。

 そしてこの世界では免許と言う物が無い。つまり車を手に入れた瞬間、その車を運転する権利があると言う事だ。そしてなぜ、この世界には免許が無いか。それはこの世界には車を利用する者がほとんど居ないからだ。

 と言うのも、ほとんどの者は車より、空を移動する為もっと高速で移動できる箒を利用する。

 そして何よりも車は値段的な意味で、ものすごく高いのだ。その証拠に車を利用するのは一部の貴族くらいだったりする。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ