第一話 まさかの召喚?
気付いて女神様~!
LOVEよりLIKEなの!
地に足が着いた感じがした。
自分はゆっくりと目を開く。
そこにはキョトンとした美少女と大勢の武装した男達がいた。
「あっ、あの!」
少女が話しかけてきた。
「あ?」
自分のばかぁ!!
何かもっと明るい返事はなかったのか!?
「す、すみません・・・。」
「貴様!なんという口の利き方をするんだ!」
へ?自分、何かしましたか?
「このお方がなんという名前かまさか知らないわけではあるまいな?」
「知らん。」
だからなんでさぁ!?
「知らん・・・・だと?・・・・・・貴様・・・何処の者だ・・・?」
「・・・・・お前に名乗る名などない。」
えぇ!?
自分は今、普通名乗るなら自分からではありませんか?って聞きたかったのにっ!
「き・・・貴様!人が優しくしていれば調子に乗りおって・・・!!」
なんで!?
その時、頭の中に変な声が・・・。
『ハロー。聞こえてるー?』
キャラが変わった!?
でも、この声は神様か・・・?
『ん~?ご名答~!』
で、自分に何のようですか神様?
『いやいや。能力の使い方言い忘れてたから~。』
ほお・・・それでもそんな飄々とした態度で出てこられると・・・・・!?
『ははは・・・。細かい事は気にしない。』
細かくないだろ・・・。
『そんな事より能力の使い方だけど・・・・。』
そんな事なのかい・・・?
・・・・ん?
『使いたい能力を創造するだけでいいよ。』
それだけ?
『うん。それだけ。以上。じゃあね。』
ちょっ!!
返事がなくなった。
畜生っ!
あの野郎勝手に切りやがった!
今のはたぶん時間にして五秒程度。
回りの時間より進むのは遅いらしい。
だって、またあのおじさんが何かしようとしてるから。
まだなにもしてないらしいよ。
「貴様・・・・!今ここで貴様を拘束する!」
それは困る!
「お前にできるならな。」
今はあきらめよう・・・うん。
とか思ってたら腰の剣を抜いてきた。
「動くなよ・・。第1部隊、そやつを捕らえよ!」
一斉に周りを囲まれた。
おお、ジーザス・・・・。
自分が何かしましたか?
二人が勢いよく飛び掛ってきた。
なので想像してみる。
今は逃げたいだけだから・・・。
某お姉さま大好き変態少女の能力を。
ええい!案ずるより産むが易しだ!
一瞬視界が暗くなり目の前にあの少女の姿が見えた。
「おい!やつはどこに行った!?」
一人がこちらを振り向いた。
「やつは後ろにいたぞ!」
やば!またこっちに来た!
「お止めなさい!」
間にあの少女が入った。
「しかし!」
「黙りなさい!」
そう言われると、おじ様方は静かになった。
「こちらへ。」
「あぁ。」
自分達は中庭のようなところへ出た。
そこで彼女はこう切り出した。
「私が貴方を召喚しました。」
中途半端に切ったほうが続きが気になるかなぁ~
なんて思ったりしました。