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詩集  作者: RYUのお話


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3/6

いっぱいの気持ち

あなたがだんだん気になってくる


まだ出会って一分もたっていないのに


保険の営業に来たお兄さん


私は遠くから見ているだけ


3メートル


同じフロアなのに声も聞けない


あなたが現れてから仕事は上の空


立ち上がって会釈した


帰るんだ・・・


私は意を決してあなたにに歩み寄る


あなたの後姿


あなたの横顔


そして・・・自動ドア


「どうぞ」


あなたは私だけに声をかけてくれた


あなたは私だけに笑顔をくれた


「どうも」


自動ドアが開いた


わたしは答えたあなただけに


あなたのために微笑んだ


前に進む


振り返ればあなたがいる


自動ドアを出ても私には用など無い


振り返ればあなたがいる


振り返る


あなたは車に乗り込もうとしていた


わたしは目撃する助手席にいる女を


怒りとむなしさが交互に襲う


「あのー自動車保険ってやってます」


気付いたらわたしは女と長々しゃべっていた


そして知った


彼の名は野上淳 年齢24歳 彼女いない暦1年


私は携帯のアドレスを女に教えた


女は名刺を渡してきた


そして・・・あなたも


あなたの名詞には携帯番号もアドレスも載っていない


あなたの名詞の裏に私があなたについて知ってる事いっぱい 書いた


もっとあなたの事いっぱい知りたい


名刺の裏に書ききれないほど


そしていっぱいの私の気持ちは・・・


まだ何一つあなたに届いていない

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