ポンのきおく。
あれからスウラのくにへ、かえって、いっかげつご・・・・・
さっていった、もものことがきがかりでしたが、ポンはすこしやすんでのち、ふたたびどうくつでめいそうをするようになりました。
いろいろなことをかんがえます・・・・・・・
ポンチのこと、オポのこと、ウルのこと・・・・・・それからもものこと・・・・・・
『これからのぼくはどうなることか・・・・・それからぼくのまわりのひとたちも・・・・・・
ももはいまごろどうしているのだろう・・・・・ぼくは、ももがいじわるだとおもったけれど・・・・・ももは、やさしいところもあったっけ・・・・・』
『うつくしいおもいで・・・・・ぼくはまだおもいだせない。むかし、ぼくはどうしていたっけ。すっかりわすれてわからない・・・・・』
『剣よ、いまひとたび…』ポンはそばにおいてあるけんにはなしかけます。
『ポン、そろそろだね・・・・むかしのことをおもいだすといいよ・・・・・ぼくはわすれていないよ・・・むかし、きみは邪悪なときもあった。』
『・・・・・・・』
『もんばんのことをおぼえている?むかしはみんな、あいなんてなかったよ・・・・・』
『・・・・・・・』
『さあ、おもいだすといい。ねんじて・・・・・』
ポンはむかしのことをおもいだそうとします。しかしどうしてもためらってしまうのです・・・・・
そこにオポのげんえいがあらわれます。
『わたしは、おまえのぶんしん。オポではない。しかしおもいでは、きちょうだ。ふるいはこにねむっているものがたりをいまひもとこう・・・・』
ポンは、だんだんおもいだしました。
キンモクセイのにおいがします。
『そうだ。ユリウスていのむすこでうまれて・・・・・・・あれからだいぶたったな・・・・ぼくはしんだんだ・・・・』
『そう。きみはうまれかわった。タヌぞくのおさ、オポのむすこでうまれてきて・・・・・・オポはむかしもきみのちちだった・・・・・』
『ユキ・・・・どうしているのかな・・・・・・』
『きみのともだちや、こいびともきみのまわりにうまれてくる・・・・・・ソウルは、えいえんだし、えんは、ずっとつづく・・・・』
『・・・・・・・』
『ここからは・・・・わたしのでばんかな・・・・・・ひさしぶりだね、ポン・・・・・わたしのことおぼえている?』
『いえ・・・・・・』
『さんにんで、まおうをとうばつしたころに、まもののことや、いろいろなことをつげたでしょう?あれからわたしもかわってるよ・・・・』
ポンはあのこえのことをおもいだしました。それとまおうとうばつのころのことを・・・・・
『あれがきみのいちばんさいしょのものがたりだったね・・・・』




