第4章:オファー!
予想外のメールが届く…そして全てが動き出す!
ララとトミは、居心地のいいカフェでジュースを飲みながら、スイーツをつまんでいた。
トミは身を乗り出し、好奇心に満ちた目で言った。
「最新の数字、見せてよ」
ララは得意げにタブレットを取り出し、ロックを解除する。
画面には、途切れなく増え続けるいいねと閲覧数。
トミの目が丸くなる。
「うわっ…ララ、これヤバい!おめでとう!」
ララがその喜びに浸ろうとした瞬間——
画面の上に通知が表示された。
ララは固まった。
「やだ…お願い、大学からじゃありませんように…」
「もしそうなら、今月3回目の警告だよ?」とトミがニヤリ。
「絶対にママに殺される…」
ララは小声で悲劇の主人公のように呟く。
彼女が通知をタップし、送信者の名前を見た瞬間——
全身がビクッと跳ねた。
椅子が大きな音を立てる。
「やったぁぁぁぁ!!!」
カフェ中の視線がララに注がれる。
「しーっ!みんな見てるから!」
トミが慌てて腕を引っ張る。
ララは座り直したが、興奮は爆発寸前。
「何?大学から退学メール?」
トミが茶化す。
ララはタブレットをトミの顔にぐいっと近づける。
「日本の有名アニメスタジオからオファー!
“ペガサス〜真実を探す者〜”がアニメ化だって!!!」
トミの口がぽかん。
「マジで!?!?!?」
「ついに私の夢が叶うんだぁぁぁ!!」
ララは椅子の上でピョンピョン。
しかし、トミはメールをスクロールしながら徐々に表情を曇らせる。
「でも…契約とか手続きのために日本へ行かないとダメって書いてあるよ?」
真剣な目でララを見た。
「親が許してくれるの…?」
ララはごくりと唾を飲み込み、震える笑顔で言う。
「許してもらうの」
そして胸を張り、堂々と宣言した。
「いや、許させる!!!」
日本へ…ララは準備万端?(いいえ、全然✈️)




