3 私と私と私
マンションにいると2人のマリエールが現れた。全員で一人、共通の力を持つことを確認した。
3 私と私と私
声が私であることは判った。彼女が力を与えくれていることも判る。しかし、彼女がどんな女性か判らない。私は今マンションで遅い夕食を懐中電灯で照らしながら食べている。少し侘びしい。声がした。
「今から3人で話し会いよ。自分自身に会えの楽しみだわ。」
部屋が明るくなり、2人の少女が現れた。一人が10代前半の少女でもう一人が10代半ばの少女だ。10半ばの少女が言った。
「始めましてかな、声は何度も届けたから聞き覚えはあると思うけど会うのは3人とも始めてね。2人とも始めまして私は召喚聖女のマリエール、時空転移の魔法使って、転生や召喚の起こらない別人格を作ったの。転生や召喚を無くしは自分の存在がなくなるでしょ。転生や召喚は確かにあったのよ。でもその記憶をしっかり持って、その力を共有してそれぞれの世界で人々のために尽くしいく決意をしよう。3人は同じ人物だけどそれぞれ時代、世界でそれぞれ活躍する。共通の能力、共通の記憶を共有しながら。では能力と記憶の共有化するよ。」
マリエの頭には怒濤のごとく情報や能力が流れ込んだ。転生や召喚を経て能力を高め別人格となったが同じマリエでありマリエールあると判った。召喚されなかったマリエールにも理解はできたらしい。
「あなた達私の前世と後世のようなものだけど、みんな私なんだね。」
一番年少に見える少女が様々な経験をして凄い能力者であり、人々に貢献して来たことを私は知っている。そしてその姿は召喚直前のものであるということも判る。彼女の凄いところは人々の暮らしや健康支えたことだが今後はもっと進むであろうことが素晴らしい。
それにしてもマリエール達は本当に美しい。女神か天使か妖精のような美しさだ。若いので絶世美人とは言えないと思うが。
「私達テレパスも身に付けたのよ。考えていることまる判りよ。確かにマリエールの美しさを受けついでいるわ。容姿だけでなく心の美しさも。私であるあなたは大人として心と身体を美しくあろう努力なさい。それに一体である私達は心も容姿も似てくる筈よ。」
召喚聖女のマリエールは魔王討伐して王子からプロポーズされている。魔法万能のマリエールはどんな未来も約束されたようなものだ。このマリエールも人々を助けたいと思っている。なんて素晴らしい私なんだ。
召喚聖女のマリエールは私や転生マリエールにいろいろ注意した。能力は自然に判るが、無理はせずゆっくり使えばいい。状況で
必要ならこちらから指示を与えので先走りはしないように言われた。人生経験は豊富なのろうが見た目子どもに言われて腹が立った。
お説教が終わり
「私達はそれぞれ世界に戻るが、この世界が一番心配だ。いつでも見ているので、無理無茶をせず冷静に行動しなさい。能力のことがばれると一番困るのは自分だろ。」
良くご存知で、先走る性格は中々治らないものです。そんなことにならないように注意しますがどうしても必要な時その力がありながら見過ごす自信はない。
召喚聖女のマリエールに信用されていないようだ。くどくどと先走らないように注意される。