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なろラジ大賞3 応募作品

だからこそハットトリック

作者: 海堂直也

今回は台詞のみ





「財務省に外務省と来てついに防衛省か。凄いもんだな、政界のハットトリック達成。次は総理大臣か?」


「馬鹿言うなよ。あればっかりはインチキや小細工じゃどうにもならなん。それに、わざわざトカゲの尻尾になりたい奴はいないさ。だからお前さんも三回目の官房長官を辞退申し上げたのだろう?」


「世論に推されて矢面に立たされても、ろくな事はないからな。三回も官房長官なんてやってみろ、総理大臣なんて面倒なお鉢が回って来てしまう。割に合わんよ。」


「待ち上げられたら落とされるのが関の山だからな、献身的なんて下らない流行りと美徳は物好きに任せるのが“吉”だろ?」


「で、美味しい所だけしっかり頂く、と」


「人聞きが悪いな。求められるのは結果。決定力の問題だよ。絶好のポジションで待っていればいいのさ、お膳立ては物好きが喜々としてやってくれる。」


「結局、ごっつぁん!だろ?」


「託せる仲間がいるから物好き共は献身的になれるんだ。勿論、感謝の言葉は声を大にして伝えるよ。彼等にとっては、それが一番のご褒美だからね。」


「それでこそのハットトリックか。」

「だからこそのハットトリックさ。」





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― 新着の感想 ―
[一言] す、鋭い! 総理大臣の椅子に座りたい人はどうぞ。 美味しいポジは、こちらで、いただきます! ってことですよね。 キングメーカーってヤツかあ。 ……、おっと、誰かが来たようだ。
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