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パーティー追放されたのはギルドの計画的な実行に騙されただけでしたが結果は……。~子ドラゴンと仲間になり最強に~

作者: 棚から牡丹

よろしくお願いいたします。


「ラオ。お前を追放する!」


 ラオはパーティーのリーダーでもあるアレックスにパーティー行きつけの店近くの細い路地で呼ばれていた。

「なんでよ。おれが何かしたか?」

「ラオ本当に分からないのか?パーティーのラオを除く、俺とリナとアンナはBランクなのにお前はDランクというダメダメ。もう追放するしかないと思ったのさ!治療できる能力を持っているやつは沢山いるだろう。だから俺たちは同じBランクで治療だけでなく戦力になる奴がほしいんだ。だからおまえはいらんのだよ。お前より活躍できるやつを俺は探す」


「わかった。でていく」


「おう、じゃあな。もう会うこともないが……」


 そうして二人は別々の道へ進むのである。アレックスのほうが先に行ってしまったので、ラオは少し虚無感に包まれているかと思っていたが

 

「俺、やっぱりソロで活動できるのが向いているのかもしれないかも。男で治癒魔法しかできないのはやっぱり無理なのかなぁ。みんなで集まった時は誰しもがランクDでみんな一緒にランクあげをしていこうと言っていたのになぁ。おれだけいまだにランクDだもんなぁ」


 一般的にはランクDだと暮らしていけるか不安である。この世界のDランクの人達は冒険者での一攫千金は夢の先になってしまうようだ。

 

「なんか、突然だったからどうすればいいのか。まずはギルドに報告するか」


 ギルドに報告したことで特に変わることもなく、ギルドカードのパーティー情報が更新されるだけである。

 ギルドまでは、まっすぐの道であるが、たくさんのお店・出店が並んでいる。まあギルドが一番外からも中からも出入りする人が多いため店が多いわけだ。

 

そんな中でも、ラオが特に気に入っている?気に入られている店がまあまああるその二つである。


 先ほどの食堂から出店を3軒分。ラオはパーティーと活動していない時によく食事をする店である。有名というほどではないが串焼きの肉みたいな?前日に連絡するとなんと食堂よりも安く、食堂みたいな定食を作ってくれるようだ。

 

「お〜い。ラオっ!」


「こんにちは。おっちゃん。」


「見てくれよ。この肉。いつもより大きくて油がのっているやろ。」


「たしかに。どこに売っていたん?」


「ギルドで売っていたぞ。なんか、すごい冒険者がいたそうだ」


「ほぇ。あの肉だと……?」


「それにしてもいつもの奴らがいねぇじゃねぇか」


「あぁ。パーティ追放されたんだよ。」


「え?すごい治療してくれるのにか?」


「すごくねぇよ。だれでもできるって」


「誰にでもできるわけねぇだろ?包丁で指を切断してしまったとき何もなかったように治してくれたじゃねぇか。」


「治癒魔法を使える奴ならだれでもできるよ!」


「それはない。てか、治癒魔法使えるやつも少ないって聞くしなぁ。回復魔法なら山ほど折るけど、あれは安い代わりに治すのに一週間ぐらいかかるんだぞ。お前の魔法なら一回……1分もかからねぇしお金はいらんって言うし……」


「そうなんだ。知らんかった。それより、その美味しそうな肉焼いてくれよ。」


「いいぜ。でもいつもより少し高め。肉も高かった」


「おいおい大丈夫か?」


「大丈夫!! この肉みてろよ。肉だっていいって言ってそうだろ」


「確かに。」


「ラオはパーティから抜けても良かったかもな。あいつら治癒魔法の良さなんもわかっておらへんかったぞ」


「確かに。まあ、ギルド行ってから考えるよ」


 次は武器屋兼防具屋だ。まあ、世の中には色んな人がいるというのはこういうこと。店主のおばさん……お姉さんが独特な感じだが街一番の評判がある。なんといってもギルドカードを作った時に行くと無料で初心者セットを配るというのをやっている。そこから顧客を見出していくというお姉さんのマーケティング戦略である。(スライムかウサギぐらいゴブリンを倒すと剣は使い物にならなくなる)

 

「あら〜。ラオちゃんじゃないの?またかっこよくなった?」


「はぁ。おばさん……」


「ん?」


「お……お姉ちゃん。」


「よろしい。」


「うるさいラオちゃんのパーティーリーダーが居ないじゃないの?」


「僕――。」


「そうなの。ラオちゃんが来るときはうるさいリーダーと女たちはいないのね。」


「まあ、そです。防具は今度もお世話になるかもですが。剣などはもう関係ないかもです」


「なんでぇ。私の愛を込めた剣たちを不要とするなんて……」


「実は僕。治癒魔法で剣も修復できるし……」


「なにぃいいいいいい。私の職を奪うなぁよ。」


「大丈夫ですよ。自分しか使ったことないですし、パーティーでも」


「あ。それならいいわ。」


「じゃ、ギルドに用があるので」


「もう帰っちゃうの?」


 やっぱり癖が強いんじゃ。

 

 


 そうして、ラオはギルドに向う。

 

 武器屋からギルドへは広場を抜け、右に曲がるとドドーンとでてくる。最初は冒険者以外のギルド。次が酒場と冒険者ギルドが一緒になった建物が出てくる。

 ギルドと酒場に境界線はなく、うるせぇおっちゃん達の声が聞こえてくるのもしばしばだラオはギルドの入り口近くにある、受付の魔道具から受付番号を受け取る。しばし待つのだが大体は2〜3分で呼ばれるわけだ。

〈番号札5番でお待ち方2番の窓口までお越しください〉


「ほーい。」


「あ、ラオさんじゃありませんか?パーティーの人たちは?」


「ああ。今日追放されてしまったので、ギルドカードの更新でソロで活動しようかなと思って」


「そういうことですか。勿体ないですね。高度の治癒魔法を扱える人は中々いないというのにね」


「そんなことないですよ。ただ、ちょっと治療ができる人です」


「まあ、そういうことにしておきましょう。リーダーさんからも申請来てますので、更新できます。お待ちください」


「はい。」


「あ、ランクDというのは嘘ですので。」


「は?いや今までそう言っていたのは?」


「あなたのもとパーティーのリーダーさん。ちょっとうざい性格しているじゃないですかー。だからね。ラオさんを追放してくれないかなと私たち思っていたのです。」


「いやなんで?」


「それは治癒魔法はこの街いや……この国での貴重な存在ですので」


「それはない。だれでも――」


「勘違いをしています。

一般的に切断された指を復元はできません。

一般的に重体の冒険者を何もなかったように治療することはできません

一般的に治癒魔法を使える者をぞんがいに扱うはギルドとしていや……国として違反な行為を受け止めるべきである」


「そうだったんだ」


「でも、あのパーティーは6年前はちっぽけでみんなが初めて冒険者となろうとしていたから私たちは遠くで見てました。あなたの能力も不明だったので」


「ほうほう。」


「そういえば、測定会に参加したことないよね」


 測定会とは12歳になった時に魔力と属性のを確認する行為のことだ。ギルドで行うというわけではないが小さい村でも行い、二属性の使い手になると王国学院からスカウトがくる。さらに勇者の称号があると国王にお呼ばれするが今は魔王は不在のためいたところで金泥棒だ。――勇者が一番つよいのは事実である

 

「いまからやる?」


「すぐできるものなのですか?」


「まあ、汎用型測定機に触れてみてよ。壊れても大丈夫だから。」


「壊れてもというのは?」


「うーん。なんか魔力が多過ぎる人は「この機械がただの屍のようだ」という感じよ。まあやってみてから!ここに手を置いて」


 レオはL字の上の部分になにか透明な石が置いてありこの石が意志を示すようだ。

 ブオ〜〜〜ン

 ピラピラピラピラ

 ドドドドドドド

 トゥルトゥルポポポポ

 20秒くらいかかったのだろうか。石が桜のような色を奏でた。すぐに

 メキメキ

 バリーーーーン

 

「やっぱり割れましたね。ネタバレですが過去の文献より治癒魔法が使える人は割れると書いてあったのですが……なんて言っても10年前の文献なので怪しかったのです」


「いや……10年前なら誰か覚えているでしょう?僕だって14歳なんですから」


「アハハハ。14歳ですか。この測定機やったことあるじゃん。言ってよ〜」


「ないですよ。丁度12歳の時に村から飛び出してきたので。」


「ふーん。まあ、それより治癒魔法が使える人は魔法力も多いということが証明されました」


「そうなんですか。(10年前のことギルドマスターにでも聞けばわかるでしょうね)」


〈おいおい。あの石は壊れることあるんかよ〉

〈おめぇのパンチでも壊れねぇーぞ〉

〈殴らねぇよ。冒険者やめたくない〉

〈治癒魔法かぁ。あいつが居ればポーションなんて必要ないんだろうな〉

〈でもランクDだぞ?〉

〈それは嫌だなぁ。〉


その後





「まあ、いいか。僕もお金ないと生活できないんでなにか討伐依頼ないですか?」


「と……討伐。そんなん行って事故死されたら困ります。」


「大丈夫ですって。剣も使えますし……この前世界樹みたいなところを行ったら精霊と契約しちゃたので」


「はああああああああああああああああああああああああああああ」


 精霊と契約できるのはエルフだけだと言われている。普通の大陸人が精霊と契約できると聞くのは文献では2回ほど――つまり世界ができてから2回ということだ


「ちなみに、どなたと?」


「なんか、精霊王だ!とかなんとか言ってました」


「はぁ。やばいっすよ。ギルドで処理できる範疇を超えてきて……私の頭は噴火直前まできています」


「いつもは潜めている?もっているので、元パーティーの人たちは知らないです」


〈俺のこと話題になっているもしかして?今精霊魔法をお披露目するときが来たか?〉

〈来てないぞ。〉

〈了解した〉


「そうなのですか。測定会とかしている場合ではなかったということですか」


「まあ、ギルドマスターにあとは任せるので待っててもらえます?」


「あ、はい。」


 受付の人は、頭が追い付かなくなってしまったようでギルドマスターに交代となる。もちろん受付のところではなくギルドマスターのお部屋である。受付の左横に扉ががあり、大体はマスターが在籍している。

 先ほどの受付の人は、マスターの部屋をちょっぴり開け会話をしていた。

 

〈マスター。久しぶりにすごい能力の人現れました〉

〈えぇ。勇者か? 俺でも対処できないぞ〉

〈治癒魔法と精霊と契約したそうです〉

〈なんと。すごいな。〉

〈まだなんか隠しているみたいで、私には手に負えません〉

〈了解した。〉


 その間、ラオはオレンジジュースと呼ばれるジュースを嗜んでいた。マンダリンオレンジとか言ったりしたりしなかったり

 すると酒場のおっちゃんが話しかけてきたようだ

「君。ちょっと治してくれない? そのジュース今回ともう一回分無料にするから」


「まじですか。どこを治療すればいいですか?」


「腰だなぁ。あと昨日包丁でやってしまったところも」


「はい。じゃあいきます。テラーペイアーオペレイション」


「おおおおおお。すげぇ。元通りになっているし、手の傷も他も無くなってる。」


「それは安心しました。また声掛けください。次はもう少し豪華におごってください」


「了解。おっ呼ばれているぞ」


「本当だ。」


「ありがとうよ」


 そうしてレオは受付方へ戻っていった。

 酒場では酒だけだと女性いや子供が立ち寄りにくい雰囲気があるが、ジュースやお菓子などおしゃれぽく演出しておけば人は来るのだ

 

「お待たせさん。こちらどうぞ」


 今回は少し年を取ったおじいさんがラオに声をかけた。

 すると部屋に入り、机を挟んで椅子に座っている……上座とか関係ない。

 マスターの部屋ということもあり、ほかの地域にあるギルド若しくは王国の本ギルドに連絡できる魔道具がある。バナナの形をしているのが受話器である。そんなことはなく、秘書の人が飲み物を用意したところで

 

「俺がギルドマスターのポパイだ。副ギルドマスターはお前の受付担当したマッピーだ」


「はい。」


「治癒魔法さっき使っただろう」


「まあ、別に使うことが悪いわけではないので」


「確かに。でも、範囲をもう少し狭めて欲しい」


「ん?」


「おいおい。使い方も分かってないのか。今の範囲だとギルド内全員の回復もしくは治療したんだぞ」


「え?そうなんですか?」


「そうだ。この本を読んでおけ」


 ギルドに貴重に保存されている治療魔法の本である。魔法士になるものはあ必ず読むもので普通の火・水などの属性であれば本屋で買うか学校で配られる。しかし治療魔法だと属性にあるもの以外読まないようにギルドで保管しているのである

 

「あと……。精霊についてだが」


「はい」


「精霊王だったか」


「はい。精霊ちゃんは精霊王だと張り切って言っていました。」


「はぁ。とんでもねぇやつだな」


「そうなんですか。まだ使ったことないですけど……」


「はぁ。この本も持っていけ。」



〈サルでも分かる精霊魔法の使い方〉



「こんなので分かるんですかね?」


「多分だ。」


「へぇ。」


 精霊は念話を使いレオに話しかけていた。精霊はちょっかいを出すのが好きなのだがレオにやめてほしいって言われてからあまり必要最低限にとどめているようだ。

 

〈いらんぞ。〉


「なんか、精霊から話しかけられたんだけど」


「え?」


「なんか本要らないらしいです。頭に〈直接〉学習?詰め込むらしいです」


「へぇーほーん。(なにそれ?精霊ってそんなことできるの?てか王国に連絡しないといけない?目から鱗が落ちるほど欲しい人だろうな。ここで活躍してほしい)」


「あのー。もういいですかね?今日泊まるところ考えないといけないので、なんか依頼とかないかなぁ」


「ん?え?ん?その辺の宿屋に泊まろうとしている?」


「もちろんですけど、家持ってないですし」


「いやいいあいやいやいいあいあいあいあいあいあやい」


「どうかしました?帰りますね〜」


 ラオは、ポパイの話を聞く前に部屋から退出した。

 

すると、


「ちょっとまった!!!! ギルドカードだけ更新していけ」


「はぁ」


「お預かりします。――お返しします」


 ラオは自分のギルドカードを見て、目が点になっていた。


「なんで〜Aランクなのかなぁ」


「それは、精霊と契約したからですよ」


「へぇ。まあいいや。また」


 ラオはギルドを出て、迷っていた。

 

「お金すくないしなぁ」


 精霊が声をかけてきたようだ。もちろん変な人と思われないように

 

〈おい。ラオ〉

〈あ。精霊ちゃん。〉

〈ドラゴン倒しに行こうぜ〉

〈流石。僕の精霊ちゃん。一儲けできそう〉

〈一儲けどころではないと思うが〉

〈行こう。まだ昼だから余裕〉


 ラオは街を出て、街道を歩いている。街を出ると基本的に命の保証はない。でも精霊ちゃんがいることでどんなやからでも、魔族でも魔王でも倒す若しくは仲間にできる。

 街道には魔物や動物はいないが、草むらの方に行くとちょいと危険。

 スライム程度ならランクDでも倒せるだろう

 

「はぁ。速く走れないかなぁ」


「走れるぞ」


「この速さなら、すぐに火山?につきそうだ」


「私の力を見たかっ!!」


 精霊ちゃんはとても喜んでいるようだ。

 先ほどの街から普通なら馬車で3日かかるところに火山がある。

 そこにドラゴンがいるようだ

 いつもは眠っているが、100年に一度の確率で目を覚ます。それだけならいいのだが頭の狂ったドラゴンは人を襲うとする。勇者案件もしくはSランク案件なんだがSランクの人はギルドの犬ではないため行かない(死ぬ確率も高いため)。勇者は国王の犬なのでところ構わず行く。

 

「ついた。少し空気が薄いのかも〜」


「そんなこと分かるのか?空気とはなんぞや」


「俺が口から吸って、吐くやつらしい」


「へぇ。精霊には関係のないこと」


「そうなんだ。精霊ちゃんはドラゴンと仲いいの?」


「別に。」


「ふーん。まずは声をかけて……仲間にしてみるのも楽しいかも」


「おいおいおい。仲間って……。」


「向こうに戦う意志がなければ戦わなくてもいいじゃん?」


「確かに?」


「まあ、行こうよ。どの辺にいるの?」


「確か。上の方かなぁ。丁度空間があったのだ……。」


「近くまで転移魔法を使える?」


「つかえねぇよ。」


 火山は山を登る感覚で登っていけばいいのだが、魔力が少ない人は登ることは不可能である。魔素が強く、魔力が平均値より多くないと魔素に負け、体調不良を訴えて吐く。

そんなことを全く気にしてない人がここにいる。


「ゴワゴワしていて登りにくいと思ったら、普通じゃん」


「そっか。(こいつすごいな)」


「五合目到着」


「おっ。そうだな」


「六合目到着」


「おっそうだな。もうすぐいると思うけどな。確か7合目付近にいたような」


「七合目到着」


 どおおおおおおおんn

 地響きがした。

 火山活動が活発になったというわけではなく、大きい石が落ちたわけでもなく、、火山の主というか住み着いているモンスターがいた。


「ゴオオ」


「おい。俺だぞ?」


「ゴオっ?ゴゴゴゴゴゴッゴゴッ」


「分かった。〈今や、攻撃しろ〉」


「〈今するの?僕も声かけたい〉ドラゴンさんこんにちは」


「ゴオオオオオガッガガガガアガガ」


「おいおい。怒っているじゃねぇか。てかあいつしゃべれたぞ」


「人間ごときがなぜここにいる。」


「精霊ちゃんがね。ドラゴンを倒しに行こうという言うから!!」


「俺のせいにするな!!」


「お前は変わってないな。」


「やっぱり」


 精霊は照れた。

 ドラゴンは困っていた。

 そしてドラゴンは人間に聞いた

 

「ドラゴンがやみ落ちたやつがいるとか?ドラゴンと戦えとか?言ってただろ?そこの人間?」


「うん言ってた。」


「本当に変わってないな。この前の人間連れてきてから100年以上たっているというのにな」


「まあな。この世界も随分変わってしまったな」


「火山に来る奴が居なくなった」


「へぇ。鱗がいるんだったか?」


「そうだぞ。」


「鱗でなにか作れるのですか?」


「はぁ。こいつなにも知らんな」


「俺と契約したこともどうにも思ってないぞ」


「おいおい。人間大丈夫か。」


「僕はいたって平常!。僕の仲間になりませんか?」


「アハハハ」


「おかしいだろう?」


「まあな。だから俺もこいつについている。お前もついていくか?」


「あぁ。俺はもう……モンスター老人会だから……。俺の子供連れていってくれねぇか?」


「わかった。」








次の日



 ラオは子ドラゴンを肩に乗せ、ギルドに向った。


「受付番号50番でお待ちの……」


「ラオさんは番号札受け取らなくていいです。〈直接〉来てください。」


 受付のお姉ちゃんは驚いた。


「その生き物はもしかしてドラゴンですか?」


「もしかしなくても子供のドラゴンです。」


「チュ。」


 子ドラゴンは、首を振っていた。その愛くるしい姿はギルドの人たちを魅了していた。

 

「マスター。」


「今日はマスターいいです。腕のいい剣作ってくれる人いない?」


「あのおば……お姉さんの店」


「あれは無理だろう?」


「ギルドを出て、出店の3軒数えたところに小さい店があるからおすすめ」


「ありがとう。」


「キュ〜キュ〜」


「腹が減ったか?」


「キュ!キュ!」


「そうぽいな。子ドラゴンは食欲旺盛だな。ラオなんて子動物なみの食欲だぞ」


「まあ、いいさ。食べてドラゴンなってくれれば。いまのままではぬいぐるみだよぉ」


「キュッ!」


「はい。怒られてる〜」


「ドワーフの店についた」


「外見は女性お断り感ありだな」


「確かに」


 そうして、ラオはお店に向ったようだ。

 

 そうして、一人と一匹と精霊ちゃんは旅に出たのであった。

 

 これからいくつかの伝説を作り、書物になったのであった


 おしまいだが、番外編へ。








 そのころ、ラオがギルドに行ったりしている時


 Bランクパーティーでは

 

「うわぁあああああ」


「早く治せよ。」


「は?こんな傷治せないですよ止血することはできますが、あとは医者というかギルドに申しでてくださいよ」


「はぁん。俺がなんのためにパーティーに誘ったとおもっているんだ」


「前の回復系の方が辞めるの理解できますよ。俺もここで辞めさせてもらいますけど」


「おい。まだダンジョンの途中だろう?途中で帰るなんてできないぞ」


「Bランクのくせに何も知らないんだな。シャイネス魔方陣を使えば門まで戻れる、じゃあさようなら。」


「おい!おい!おーーーーい!。俺たち回復魔法使えるやついたか?」


「ノー」


「私は無理」


「…………」


 ドン!ドドン!ドーン!


「おいなんか来たぞ!」


「ね!ちょっとさ聞きたかったんだけどさなんでラオを追い出したの?」


「それは使い物にならないからだろ!!そうやって説明しただろ」


「してない……納得してないわよ。どーせ!「みんなも納得した」とか言ったんだよね。最低な人」


「ブッブー。」


「大体ね。アレックスくんとレオくんだけだよ?多分だけど。ギルドに騙されてるの。私は気づいていた。回復魔法が千切れた腕を治せるわけないし、魔力が枯渇しないというのもおかしいと思って、父さんに聞いたわ。そしたら、「昔に治癒魔法が使えるひとがいた。」と言っていたの。私は、レオくんと活動したいけど……許してく貰えるか分からないけど……謝ってくる」


「なんでだよ。みんな抜けて欲しいって言っていたじゃないか。」


「言ったかもしれないわ。でも報連相は大事だわ」


「うん」


「そっか。もういいよ。やめるんだろ!!さっさとでてけよ!!」


「なによ。その言い方。アレックス君のその態度気に入らなかった。私たちが反論できないようにしている感じが。」


「あっそ。」


 なんと、リナは魔方陣を持っていたのか、起動をして帰還しようとしていた。


「アンナも来るのよ。」


「うん」


 リーダーであるアレックスだけ残り、

「この!! ギルドに騙される??そんなこと存在するわけない!!俺だけで攻略してやる!!」



 その後、大怪我をしたアレックスが戻ってきた。


 レオは無料で治してあげたが―――。


 みんなに優しすぎと怒られていたのである。




良ければ、ブックマーク・下の☆マークをよろしくお願いいたします。

コメントください。

追放系は三作目です。他も良ければ見て行って欲しいです!


 自宅から追放されたけど、商人をしながら、冒険はSランクでした。

  https://ncode.syosetu.com/n2190ew/


 買い出しを頼まれて行っていたら、集合場所にパーティー誰も居なくなっていたので、ソロデビューとなった。

 https://ncode.syosetu.com/n7160ev/


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 内容は面白いけど、文章が少し読みにくかった 書いた文章を一度音読する事をオススメします これからも頑張ってください
[一言] ラオ、レオ同一人物なのか別人なのかだけ答えていただければ十分ですが、 私自身不快に思われてるのならご回答不要です ブロックしても構いませんし、運営に通報いただいても構いません
[一言] 修正するつもりもないのなら、申し訳ございませんなんて言葉不要です だって反省もしてないし、改善もする気ないのでしょう? 直してほしいとも思いません 謝ってほしいとも思いません 無料だから誤字…
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