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6 精霊の名前

ハッ!!!!!!!

そんな声が神殿に響いた。


何事?、と思ってみるとスレートさんが起き上がっていた。

死んだんじゃなかった…よかったぁ。


「き、君達!!

精霊に名前は付けたか!!?」


慌てたように聞いてくる。

名前…は名乗ってなかったな。

私達が付けていいものなのか。


「名前を付けなければ契約を結んだことにはならないぞ!」


スレートさんの口調が変わってる。

そんなに一大事なのかなぁ…。


「じゃあ、光がハクジで、闇がニビ。

時がサクラで、聖がヒスイね。」


降りてきた時の色にちなんで、思いついた色を付けていく。

ぽわぽわ、と各自が色で包まれる。

パンっ、と光が弾けると、


「いい名前だ。」


大人の男性くらいに大きくなった白い精霊…ハクジがいた。

みんな成人した人間と同じくらいのサイズになっている。

……こりゃ驚いた。


「何て意味です?」


聞き慣れない響きだったのか、冷静さを取り戻してきたスレートさんが眉を顰める。

そして、私の付けた色の共通点に気付いたのか、大ちゃんとネコも名前を付けてく。

精霊が、また成人男性か成人女性ほどの大きさになった。


まとめると、

光がハクジ、男性風に。

闇がニビ、男性風に。

時がサクラ、女性風に。

聖がヒスイ、男性風に。

火はベニヒ、女性風に。

水がコンペキ、男性風に。

地がアメ、女性風に。

風がトキワ、女性風に。


そう、名前は漢字で表せる色にしたのだ。

白磁、鈍、桜、翡翠、紅緋、紺碧、飴、常磐。

中学校の美術の時間に教えて貰ったのを、私も、ネコも大ちゃんも覚えていたから付けれた。

精霊達も気に入ってくれたみたいでよかった。

しかし、女性よりの顔の人が男性の身体だったり、ショートカットのイケメンが女性の身体だったり…。

精霊は顔や髪型で全然決めれないな…

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