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過ぎたクリスマスと来ない春

作者: 桜歌

あまり悲しくはなかった。

最初からこないと分かってたんだ。

それでも期待していた。

もしかしたら来るんじゃないかって




随分前と言うべく日でない頃、俺は片想いをしていた。

同じ歳の女の子。学校は離れてしまったが元々仲がよかったのだ。

その彼女に会えないかとクリスマスの予定を聞いた。

彼女はたしかにいいよと言ってはくれたのだ


しんしんと雪が降り積もってゆく

凍える蕾を見やるものなどいない。

池はとうに凍ってしまった。

手に触れる雪は冷たく寒さに落つる雫も凍ってしまう。

携帯は鳴らない。少年は一体何に見放されたか。


蕾を咲かす春の息吹は過ぎ去るのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 短いながらも、分かりやすい内容でした。 タイトルと内容が一致しているのも、良かったです。 それだけに、最初からこないと分かっていた理由が語られず、強がりなのか。理由あってのことなのかが分から…
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