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錆喰いの古刀(ラスト・イーター)  作者: 赤紫


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裏切りの銃弾と救いのない連鎖

4.裏切りの銃弾と救いのない連鎖


「見えてきたぞ。あれが『てん国』の玄関口、博多湾だ」

源蔵の声と共に、輸送機『黒鳥こくちょう』は高度を下げた。 窓の外には、とう国の無機質なネオン街とは全く異なる景色が広がっていた。豊かな緑と、海上に浮かぶ白いドーム状の建造物群。自然エネルギーと最新技術が調和した、南の楽園。

「やっと着いた……。これで一息つけるわね」

レイナは大きく伸びをすると、後部座席で小さくなっている難民船の船長――**石動イスルギ**という男に笑顔を向けた。

「安心しなさい。あんたたちが持っていた『霊鋼タマハガネ』は、東国政府が正当な価格で買い取るわ。あんたたちの身柄も、ウチの局が責任を持って保護する。きょう国に追われる日々はもう終わりよ」

「……あ、あぁ。感謝するよ、お嬢ちゃん」

石動は帽子を目深にかぶり直し、脂汗を拭った。その視線が、床にベルトで厳重に固定されたあの金属製のトランクと、俺の腰にある古刀を落ち着きなく往復している。 機内で嘘を見抜いた時の予感が、確信へと変わっていくのを感じた。

『……ザワつくぞ……』

古刀が、警告するように小さく脈打つ。 敵意ではない。もっと粘着質な、焦燥と決意の波動。こいつらは、まだ何かを隠している。

機体は、一般港から離れた特別区画のドックに着水した。 ハッチが開くと、南国特有の湿った風が吹き込んでくる。

「さあ、荷降ろしよ。ミナ、タキ、手伝って」

レイナがタラップを降り、現地の協力者へ連絡を取ろうと端末を取り出した、その時だった。

「……すまねえな」

背後で、低い声がした。 俺が振り返るよりも早く、石動たち難民――いや、中部自治連合の使者たちが動いた。彼らは服の下に隠し持っていたスタンバトンを一斉に抜き放ち、無防備なミナとタキの首筋に突き立てたのだ。

「きゃっ!?」 「がはっ……!」

二人が白目を剥いてその場に崩れ落ちる。

「なっ……!? 何してるの、あんたたち!!」

レイナが驚愕に目を見開き、抜刀しようとする。だが、石動は懐から取り出した旧式のリボルバー拳銃を、震える手でレイナに向けた。

「動くな! ……俺たちは、この『石』を東国の役人なんぞに渡すわけにはいかねえんだ」

「はぁ? 何言ってんの? 私たちが保護してやらなきゃ、あんたたち行く当てなんて……」

「あるさ。……北にな」

石動の口から出た言葉に、レイナは息を呑み、俺は「やはりか」と奥歯を噛み締めた。

「……北だと? まさか、機内で感じた『血なまぐさい場所』というのは……」

「そうだ。俺たちの取引相手は、あんたら東国じゃない。**『きゅう国』**だ」

石動は血走った目で叫んだ。

きょう国の『雅』な暴力に対抗できるのは、東国の半端な法律や交渉術じゃねえ! 宮国の圧倒的な軍事力だけだ! 奴らは約束してくれたんだ。この霊鋼を献上すれば、軍を動かして中部を解放してくれるとな!」

「宮国……あの戦闘狂たちを信じたっていうの!? 奴らがそんな約束守るわけないでしょ!」

レイナの叫びも、彼らには届かない。彼らにとって宮国は、侵略者ではなく、唯一の希望(救世主)として映っているのだ。数年前の侵攻を知りながら、それでも縋らざるを得ないほど、彼らは追い詰められていた。

「陸路は塞がれてたからな。海路でここまで逃げて、宮国の潜水艦と落ち合う手はずだったんだ。……悪いが、この船と霊鋼は頂いていく」

石動の合図で、部下たちが手際よく『黒鳥』の操縦系をジャックしようと動き出す。

「……皮肉なもんだな」

俺は呟き、鯉口を切った。 警察署で俺を殺しに来た、あの黒い強化外骨格。宮国が俺の刀を狙っていることは分かっていた。だが、まさか守ったはずの連中が、その敵の手先になろうとしているとは。

「そこをどけ、ガキ! 撃ちたくねえんだよ!」 「撃てばいい。……その鉛玉が、俺の『飢えた相棒』に通用するならな」

天国の港。 南の風の中で、三つ巴の欲望――東国の管理、宮国への妄執、そして俺たちの生存本能――が激突しようとしていた。

「悪く思うなよ、ガキ!」

石動の指が、旧式リボルバーのトリガーを引き絞る。 乾いた破裂音。銃口から吐き出されたマズルフラッシュ。 距離はわずか数メートル。回避不能のタイミングだった。

だが、俺の意志よりも早く、腰の「相棒」が動いた。

キンッ!!

硬質な金属音が、てん国の港に響き渡る。 俺の右腕は、勝手に抜刀の軌道を描いていた。黒い刃が空中に一筋の残像を残し、石動が放った鉛玉を真っ二つに切り裂いていた。両断された弾丸が、俺の頬をかすめて背後のコンテナに弾かれる。

「な……!? 弾を、斬った……?」

石動が信じられないものを見る目で目を見開く。 だが、古刀の「食事」はそれでは終わらない。鉛の味では満足できなかったのか、刀身からタールのような黒いもやが噴き出し、鞭のように周囲へ広がった。

『……不味い……もっと……痺れるやつを……』

脳内に響く不満げな声。刀の切っ先が、石動の背後にいる部下たち――ミナとタキにスタンバトンを突きつけている男たち――を向く。

「ひっ、なんだこの黒い煙は!?」

部下たちが悲鳴を上げる。黒い靄が彼らの手元に絡みついた瞬間だった。

バチバチバチッ!!

「うわあぁっ!!」

スタンバトンから青白い放電が逆流し、黒い靄を通じて俺の刀へと吸い込まれていく。 バッテリーが一瞬で干上がり、過負荷を起こしたバトンが火花を散らして爆ぜた。男たちは熱さに耐えかねて武器を取り落とし、ミナとタキから離れざるを得なくなる。

「ごちそうさん。……電気の味は悪くないらしい」

俺は黒い靄を纏ったまま、呆然とする石動へ一歩踏み出した。

「さて、石動さん。……その旧式のオモチャで、まだ俺の『偏食家』とやり合うつもりか?」

エネルギーを喰らって赤黒く脈動する刃を突きつけられ、石動はリボルバーを取り落としてその場にへたり込んだ。

「……へっ、へへ。勝ったつもりかよ、ガキ」

エネルギーを喰らって脈動する黒い刃を突きつけられ、腰を抜かしていたはずの石動が、震える口元を歪めて笑った。 その視線は俺ではなく、俺の背後――黒い海の方角に向けられていた。

「言ったろ。……俺たちの取引相手は、あの『戦闘狂』どもだってな!」

ズズズ……ゴボォォォォッ!!

直後、世界が傾くような地響きが走った。 俺たちが立っていたドックの水面が爆発したかのように盛り上がり、巨大な黒い影が姿を現す。 濡れた鋼鉄の装甲。船体に刻まれた、荒々しい**「きゅう」**の国章。

「潜水艦……だと!?」

レイナの悲鳴をかき消すように、浮上した艦橋から複数のサーチライトが俺たちを射抜いた。 目が眩むほどの光の中、艦上のスピーカーから怒号が響く。

「協力者を回収せよ! 抵抗する者は挽き肉にしろ!」

ダダダダダダッ!!

据え付けられた機関砲が火を噴いた。 重機関銃の掃射が、俺と石動の間を分断するようにコンクリートを砕く。

「くっ……!」

俺はとっさに古刀を振り回し、迫りくる弾丸を弾きながらバックステップで距離を取らざるを得ない。レイナも気絶したミナとタキを庇うように物陰へと飛び込んだ。

「ひゃははは! あばよ、東国のネズミども!」

その隙を突き、石動は転がるようにして立ち上がると、例の金属製トランクをひっつかんだ。 潜水艦から射出された回収用ネットへ、部下たちと共に雪崩れ込んでいく。

「この『石』は、俺たちが責任を持って北へ届けてやる!」

高笑いを残し、石動たちがハッチへと消えていく。 俺が硝煙を突っ切って追いかけようとした瞬間、レイナが叫んだ。

「ジン、伏せて!!」

潜水艦の魚雷発射管が開き、鈍い音と共に何かが射出された。 狙いは俺たちじゃない。俺たちの背後にある――

ドガァァァァァァァン!!

紅蓮の炎と衝撃波が、俺の体を吹き飛ばした。 地面に叩きつけられた俺が顔を上げると、そこには無惨に翼をもがれ、火だるまになって沈んでいく輸送機『黒鳥』の姿があった。

「嘘……私の船が……」

レイナが呆然と立ち尽くす。 宮国の潜水艦は、用は済んだとばかりに急速潜行し、泡の中に消えていく。 霊鋼を奪われ、足を失い、敵意を持った勢力が潜む南の島に取り残された俺たち。 だが、絶望はそれだけではなかった。

ドクン、ドクン、ドクン、ドクン!!

腰の古刀が、かつてないほど激しく脈打ち、鞘の中で悲鳴を上げていた。 それは「飢え」ではない。恐怖と、歓喜が入り混じった狂乱。 呼応するように、てん国の大地の底から、地鳴りのような重低音が響いてくる。

『……来た……来たぞ……』 『……同胞オリジンが……起きる……』

最悪の夜明け。 逃避行の終着点は、新たな地獄の入り口だった。

ドガァァァァン……!

燃え盛る『黒鳥こくちょう』の残骸が、波間に沈んでいく。 爆風に吹き飛ばされた俺は、熱砂のようなコンクリートの上で咳き込んだ。隣ではレイナが、火の海となった愛機を呆然と見つめている。 きゅう国の潜水艦はすでに海中深くへと姿を消し、後には重油の臭いと、俺たちの絶望だけが残されていた。

だが、運命は俺たちに嘆く時間すら与えてくれないらしい。

「……なんとも、『無粋』な結末ですね」

炎の爆ぜる音に混じり、氷のような声が響いた。 俺はハッとして顔を上げる。 夜空から、雪のように白く、蛍のように緑色に発光する無数の紙片――式神型のドローンが降り注いでくる。

「誰だ……!?」

俺が古刀を構え直すと、式神の群れが渦を巻き、炎上の煙を切り裂いて四つの人影が着地した。 平安貴族の狩衣かりぎぬをサイバーパンク風にアレンジした白いコートの男。 巫女装束を扇情的に着崩し、背中に緑色の発光ユニットを背負った女。 全身が重厚な甲冑とセンサーで覆われた、巨岩のような僧兵。 そして、離れたクレーンの上に音もなく佇む、弓を持った影。

きょう国・特務部隊『陰陽寮おんみょうりょう』……!」

レイナが呻くようにその名を呼ぶ。 白いコートの男――リーダーの**【青龍】土御門ハルアキ**は、ホログラムの扇子を開き、口元を隠していた。だが、その目は笑っていなかった。彼の視線は、宮国の潜水艦が消えた海面の一点に釘付けになり、小刻みに震えている。

「あーあ。行っちゃった。……ねえハルアキ様、これってマズくない?」

背後に控えていた巫女姿の女――【朱雀】狐火イズナが、爪を噛みながらヒステリックな声を上げた。

「『霊鋼タマハガネ』の回収は陛下の勅命ちょくめいよ? それを北の野蛮人なんかに横取りされて……私たち『四柱しちゅう』の無敗記録、これでストップ? ねえ、私たち**『廃棄処分』**になっちゃうの?」

「……黙りなさい、イズナ」

ハルアキの声が低く軋む。 彼は扇子を握りしめるあまり、ミシミシと電子的なノイズ音を立てていた。 これまで任務を完璧に遂行してきた彼らにとって、「失敗」は死を意味する。京国の支配者(御簾の向こう側)は、無能を許さない冷酷な主だ。

「深海へ逃げた潜水艦を、我々の装備で追うのは不可能……。このまま帰還すれば、陛下は我々の首を刎ねるでしょう」

ハルアキがゆっくりと振り返り、俺たちを見た。 その目に宿っていたのは、当初の予定にあった優雅な嗜虐心ではない。追い詰められた獣のような、血走った**「焦り」**だった。

「ですが……まだ挽回の余地はある」

ハルアキが扇子をビシッと俺に向けた。 正確には、俺の腰にある**「黒い刀」**を。

「陛下は、その小僧が持つ『特異な刀』にも興味を示されていました。……霊鋼は失いましたが、あの『希少なコレクション』を献上すれば、あるいは……!」

「なるほどぉ! アレが私たちの命綱ってわけね!」

イズナの顔色が恐怖から狂喜へと反転する。 彼女の背中のスラスターが、臨界点を超えて緑色に発光し始めた。

「やるしかないわね。……おい、そこの東国のネズミども」

ハルアキが、もはや「みやび」な演技すら投げ捨て、殺気を剥き出しにして叫んだ。

「その首と刀、置いていきなさい! 我々が生き残るために……貴様らはここで肉片ゴミになりなさい!!」

「来るぞ……ッ!」

ズドンッ!!

号令と共に、巨漢の僧兵――【白虎】弁慶が、地面を踏み砕くほどの速度で突進してきた。 その動きには、余裕も美学もない。ただひたすらに、俺たちを排除し、刀を奪い取ろうとする必死さだけがあった。

問答モンドウ……無用ムヨウ!!」

ガギィィィィン!!

【白虎】弁慶の金棒が、俺の古刀に食い込む。 とてつもない質量だ。きゅう国の強化外骨格が「機械の出力」なら、こいつは「信仰と殺意の塊」だ。膝が砕けそうになるのを、俺は歯を食いしばって耐える。

「ぐぅ……ッ! 重いな、生臭坊主……!」

だが、厄介なのは重さだけではない。金棒の先端から発せられる不快な高周波振動が、刀身を伝って俺の骨を内側から揺さぶっている。

『……不快だ……この震え……喰わせろ……』

古刀が苛立ち、黒いもやを噴き上げて振動エネルギーを捕食しようとする。だが、その隙を、空の捕食者が見逃すはずもなかった。

「あはは! 動きが止まったねぇ! そこよ、管狐クダギツネ!」

上空で舞う【朱雀】狐火イズナが、扇情的な笑い声を上げる。 彼女の周囲に浮遊する緑色のビット群が一斉に発光し、俺の頭上へと照準を合わせた。

「ジン、上だ! 避けろ!」

レイナが叫びながら、落ちていた鉄板を蹴り上げて盾にしようとする。だが、間に合わない。 ヒュンヒュンヒュンッ!! 雨のように降り注ぐ緑色のレーザー。それは俺の周囲のアスファルトを瞬時に蒸発させ、逃げ場を塞ぐ灼熱のオリを作り出した。

「燃えちゃえ、燃えちゃえ~! 灰になって、刀だけ残しなさいよ!」

「チッ……!」

俺は弁慶の圧力を受け流せず、レーザーの直撃コースに晒される。 絶体絶命の瞬間、視界の端で何かが閃いた。

キィンッ!

鋭い金属音が響き、俺の眉間を貫くはずだった「何か」が弾かれた。 見れば、レイナが鋼の刀を振るい、俺の前に割り込んでいる。その足元には、真っ二つに断ち切られた黒い矢が転がっていた。

「油断しないで! まだ一匹、隠れてるわよ!」

レイナが睨む先、遠く離れたガントリークレーンの頂上に、長い弓を構えた影があった。【玄武】烏丸ヨイチ。あの距離から、混乱に乗じて急所を狙っていたのだ。

「……計算外。東国の『鋼』……厄介な勘だ」

ヨイチのつぶやきが風に乗って聞こえた気がした。 前衛の圧殺、空からの爆撃、死角からの狙撃。息をつく暇もない完璧な連携コンボ。これが、きょう国の誇る特務部隊『四柱』の実力か。

「おやおや。往生際の悪いネズミたちですね」

白いコートの男、【青龍】土御門ハルアキが、優雅に、しかし焦燥を隠しきれない早足で近づいてくる。彼がホログラム扇子を一振りすると、夜空を舞っていた白い紙片――式神ドローンが一斉に俺たちの周囲を取り囲んだ。

「だが、時間は掛けられない。陛下への『手土産』になってもらおう」

「視界ジャック……来るわよ!」

レイナの警告と同時に、無数の紙片が光り輝き、視界が真っ白なノイズに覆われた。 方向感覚が狂う。弁慶の足音も、ドローンの駆動音も、ノイズにかき消されて聞こえない。 完全な「闇」ならぬ、完全な「白」。 このままでは、なぶり殺しにされる。

「くそっ……どうする!?」

俺が闇雲に古刀を振るおうとした、その時だった。

ドクン、ドクン、ドクン、ドクン!!

古刀が、今までのどの戦闘よりも激しく脈打った。 それは敵への殺意ではない。足元の地面――「天国」という大地そのものに対する、強烈な共鳴。

『……起きろ……』 『……我らが同胞オリジンよ……』

俺の口が、勝手に動いた。 いや、俺の声を借りて、刀が叫んだのだ。

ズズズズズズズズッ……!!!

直後、ハルアキの作り出した白い結界が、物理的な衝撃波によって吹き飛ばされた。 大地が鳴動している。 戦闘による揺れではない。博多湾の地下深く、あるいはこの都市のエネルギーラインそのものが、何かに呼応して暴走を始めたような振動。

「な、何だ!? 地震か!?」

イズナが悲鳴を上げ、バランスを崩して高度を下げる。 弁慶もまた、地割れに足を取られて突進を止めた。 ハルアキの扇子がノイズを発し、式神たちが制御を失ってバラバラと落下していく。

「馬鹿な……! 局地的な磁気嵐(EMP)だと!? まさか、地下の『龍脈』が活性化しているというのか!?」

ハルアキが驚愕に目を見開く。 京国のハイテク呪術装備は、精密であるがゆえに、この未知のエネルギー干渉に弱いらしい。

「ジン! 今よ!」

レイナが俺の手を掴んだ。

「こいつらのセンサーがイカれてる隙に、市街地へ逃げ込むわよ! ここじゃ分が悪すぎる!」

「あ、ああ……!」

俺は暴れ狂う古刀を必死に鞘に押し込めながら、レイナと共に走り出した。 炎上する『黒鳥』、混乱する『四柱』、そして宮国が去った海を背に、俺たちは「天国」の深く暗い路地へと姿を消していく。

背後で、ハルアキの怒号が響いた。

「逃がすな! 追いかけろ! ……必ず殺して、その刀を持ち帰るのだ!!」



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