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第十九話「先制攻撃の衝撃」


 神強五大序列。

 この世界で災害と名だたる強いとされる五人。

 その者たちは特有の能力や天賦の才を所持し、地位や名声に世界を轟かせている。

 世界の国々はその強さから傭兵や王の側近などに置き、国の強さの象徴され、国々の脅威になる。

 国の犬になるものや一匹狼の者もいる。


 さらに一位から五位の者は武器や体の一部に虹色に光る番号が刻まれ、それが強さの値になる。

その番号は神聖国で五年に一度行われる。

 神強五大序列会議にて決まり

 始まって三十年一度も順位の変動や入れ替わりが現在に置いて行われていない。



 あくまでその会議での強さの判定により、決して一位のものが最強という立場ではない。


 相性などに影響してくるからだ。



× × ×



 俺は全く知らない。

 知らないけど分かる。

 その男から伝わる強さの圧

 その恐ろしく長い刀身に刻まれる数字の意味が


【 5 】


 世界で5番目に強いと位置される数字だ。


 メイは指さした。

 そして脅えた。


 身体が勝手に震える。


「分かります」

「父が打った剣です……」

「剣が邪悪」

「怖い」

「剣の気持ちが分かる」


 フォーの子供が再び吠え続けた。


「その犬っころ黙らせてくれねーかなー」

「ドラゴンの餌に使えると思ったが途中で逃げられてしまった」

「初めての失態だ」

「だが、今度は失態はしない」

「ドラゴンも殺したところだ、お前ら全員も殺すとしよう」



 俺も体が震えた。

 そして、ニヤリと微笑みが勝手に、どうやら武者震いのようだ。


「俺の名はガバリオン」

「別名 神剣ガバリオン」

「この世界で最も強く、誇り高き剣士だ」

「そしてこいつの名前は皇帝」

「素晴らしい鍛治職人に打ってもらった世界で最強の剣」

「憎しみと血を欲しているようだ」



 俺は怯える仲間を庇うように言葉を発した。



「誇り高き?皇帝?憎しみと血を欲している?」

「やけに子供が名付けそうな響だ」

「お前が今誰に刃を向けているのか後悔するがいい」



「ああ?」


 ガバリオンの頭に血管が浮きでた。



「私の名はアーサー」

「別名 無二のアーサー」

「誇り高き全ての女性を守るもの」


 俺は相手の言葉を真似ようと咄嗟に考えた別名を投じた。



 ガバリオンは笑った。


「だっせー」


「明らかに今先程考えた通り名だ」

「そうやって俺を怒り狂わそうとしているみたいだがそれは残念だ」

「俺は至って平然」

「相手が誰だろうと最後の息の根を止めるまで油断はしねー」



 俺も笑った。


「そんなこと知ってますよ」

「ただ、私も同じですがね」



アナ、メイ、フォーと子供は、俺の感情を読み取ったのか、今から起る惨劇を察し、洞窟の端まで後退した。



「準備はいいか?」



「いつでも」



 俺は剣をホログラムから形成させた。



「ほう、別空間魔法」

「無詠唱魔法を使った時点で只者じゃないと思っていたが別空間魔法まで」

「これはますます油断できねーな」



「この魔法を知っているのですか?」



「まあな、話には聞いていたが見たのは初めてだ」

「まさか本当に使えるやつがいるとはな」



「ええ、私が考えた魔法ですから」



「なるほどな、お前だと驚きはしない」

「ジジイにもなれば魔法も多種多様って訳か」

「じゃあそろそろいいか?」



「ええ」



 ガバリオンはポケットからコイン銅貨を一枚取り出し、見せつけた。



「正々堂々だ」

「これが地面に落ちたら戦闘開始」

「いいな?」



「分かりました」



「お互い死ぬまでだ」



「ええ」



 ガバリオンは銅貨を高く飛ばした。

 その瞬間、静寂が続いた―




「……」


「……」


 二人は剣を構えた―



「チャリーン」



ガバリオンが一度瞬き。その瞬間俺は姿を消した。。


「!」



 ガバリオンの後ろからホログラムが出現し形成。

 俺だ。



 俺は別空間魔法での高速移動。

 自身の身体自体を別の空間へ転移させ、ガバリオンの後ろへと召喚。

 そして背後を取り、剣を振った。



「……後ろ!」

 ガバリオンはすぐに刀剣を自身と俺の間に入れ、剣を何とか交えた。


 剣と剣が交えた衝撃で火花が散る。

 体制と瞬間的に俺がまさっていた。



 俺の別空間から後ろを取り、全体重をこいつにぶつけた。



【ジャスミン(作者) 身近なニュース報告欄】♯3

家の天井が水漏れしてしまい、今家が大騒動になっています。

梅雨の時期最悪ですねww


第19話です。

よろしくお願い致します。

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