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第十五話「次のステージ」


 神強五大序列。

 そんな響きの良い最強集団が存在していることを耳にしたが今は対して何も考えていない。


 無限の世界。

 そんなことがあってもおかしくはないだろう。



 洞窟内は湿度が高すぎるが涼しく過ごしやすい。


 ゴブリンとの戦闘で体が温まり、汗をかくほど動いたが、今度は体を冷やし始めたところだ。


 長く休憩を取りすぎた反動と言えよう。


 そろそろ先を急ぐべきだ。



 そんな考えをして、俺はゆっくりと腰をあげた。


「そろそろ、この門をぶち開けるとしようか」



 待ってましたと言わんばかりの気合の入れようのメイも素早く腰をあげた。

 アナとフォーも腰を上げ構える。



「物理攻撃しか効かないのであれば、お望み通りだ」



 俺は右手に剣を生成。

 ホログラムが実態化していく。



 そして、居合いの体制で構えた。


 魔力を剣に集中させ、魔力を帯びさせて攻撃力を格段に上昇させているのだ。


「ジリジリ」と剣が唸りを上げていく



 更に、うねりをあげる剣にアナが手を添えて、剣が更なるうねりをあげる。

 剣の硬質力をあげた。



 この子はほんとに。

 俺はアナを見てニッコリ。

 本当にできた子だ。


 アナの将来性豊かな能力、そして、幅広いアシストに褒めちぎる。



 地面を素早く蹴り、一瞬にしてその場から姿を消す。

 次に確認できたのは、剣が門に攻撃を与えている時だった。


「ギシンッ」


 二度剣を振った。


 鎖が断ち切られ、門にはバツ印の切り跡が、その門の傷口から輝く青い光が差し込める。

 貫通したのだ。

 眩しい。


 三人と一匹は青く光る光が目に突き刺さり、目を細める。



 その傷口から派生していくようにひび割れ、門が崩れていった。

 

その瞬間、一気に風が舞い込んできた。


 こちらとあちらの風が繋がり、空気の通り道ができたのだ、あまりの突風によろけそうになるが、何とか耐え、門が崩れていく様を確認していく。



 そして、門の半分以上が、五秒程かけて崩れていっている瞬間だった。



 耳を塞ぎたくなるほどの咆哮が三人と一匹に向けられた。


 その意味のわからない咆哮に理解をしようとするが、わからない。

 明らかにこの門の先から聞こえたことは間違いない。

 この先はもしかしたらとんでもないことが待ち受けていると、俺は考えた。


 それと共に体が勝手に二人と一匹を守るように前に立った。



 突風と咆哮が彼らを襲う中、目の前から差し込める光が遮断された。



「……!」



 白く鋭い牙、鋭くとがった黒い爪。

 赤く睨む眼光。

 そして、体の周りを覆うクリスタルの鱗。

 その者は再びこちらに咆哮を浴びせた。

 俺たちの前を阻む巨大な生物の登場だ。



NEXTステージ

ゴブリンとの戦闘後、待ち受ける者

その生物とは???

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