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転(移+生)

20xx年

何も無い平凡でそこそこ幸せな一日のはずだった。

あの事件が起こるまでは。


--------------------


「昊、おっはよーー!」


甲高い芯の通った声が耳を劈く。


「朝から元気だなぁ..マジでうるせぇ」


このマジでうるせぇ美少女は名前は榊原 絵名。俺の幼馴染であり俺の過去を知る親友だ。


マジで顔いいな。こいつ


「なにうるさいって、元気なのはいい事でしょ。こんな美少女が一緒に行ってあげてるんだから感謝くらいしときなさいよ!」


「はいはい、ありがとーございますー」


「よろしい」


...こんな意味の無い会話をしながら登校するのも楽しみの一つだった。


--------------------


ザワザワしている朝の教室。


嫌いな人もいるだろうが、俺はみんなが笑っていて賑やかで好きだった。


なんか高いうるせぇ声が響いてるが。


「って昊、聞いてんのか?」


「あ、ごめん、聞いてなかった。何の話してたんだ?」


この見るからにモテそうな爽やかイケメンは紫沙 悠己。俺の過去を知る親友②だ。

運動も勉強もできてネットカルチャーにも精通してて話も合う。


オタクに優しいギャル♂は存在する。


「だーかーらー、ファンタジーの世界とかに転生するなら何の職業選ぶんだって話。」


「え、唐突だな。でもやっぱりファンタジーなら魔法使いたいし魔法使いかな。」


「昊は魔法使いなんだな。イメージと合ってるわ。」


「どんなイメージ持たれてんだ俺。悠己は?」


「やっぱ俺は剣士だな!剣で殴り合うのが性に合うわ。」


「剣士か、イメージにあってるな。てk」


しょうもない会話をしてると地面が白く光った。


その瞬間から白く光った教室とは対称的に視界が眩んで行く。


なんだこれ。


転生されるのか俺?


ありがちすぎるだろ。





てか剣で殴るってなんだよ!


--------------------


「お.........」


なんて?


「お.......る...」


全然聞こえん。ちゃんと喋れや。


ん?何か息を吸う音が聞こえる。


「.....おきるのじゃ!!!!」


うっわなんだびびった。


「やっと起きたか。佐々木 昊」


声しか聞こえん。てか異世界転生されてるのか俺。あとこういう時は綺麗な女神だろ。おっさんじゃん。


「.....思考は読めるからな...思考には気をつけるように。」


それはそれは...


申し訳ないです命だけは許してください。


「そう言う話をしたくてお前を呼んだんじゃない。分かっておろう、お主は転生されたんじゃ。」


そりゃ状況見れば分かるけど、一応言っておく、返してくれって言っても無理なんだろ?


「ああ、無理じゃ。」


はぁ、分かってたさ。

で、目的は?


「話がはやいのぉ。こっちもその方が楽で良い。」


はよ話せ。


「コホン...端的に言うと魔物を討伐してくれ。」


そんな事異世界の住民にやらせればいいだろう。


「ただの魔物じゃないんじゃ。200年に一度、邪神ザロンが放出する魔力で魔物が活性化してるんじゃ。勿論異世界の者も頑張ってるんだが如何せん戦力が足らぬ。そこで異世界の魔力が強い者を召喚してる訳じゃ。」


俺は自分で魔力なんぞ感じたことは無いぞ?


「いや。あるんじゃ。なんならトップクラスにあるから呼んだんじゃ。そちの世界の住民の魔力はものすごく高いんじゃが、魔素が世界にないから感じれないし、活性化も出来んのじゃ。」


そうか。分かったさ、やってやろう。

でもその前に聞きたいことが2つある。


「なんじゃ?言ってみよ。」


あんたの名前は?


「創造神 アティム」


創造神、ね。


もうひとつ一つ。ほかのクラスメイトはどこだ?


「もう異世界にいるんじゃよ。」


詳しく。


「一斉に呼ぶとごちゃごちゃになるだろう?じゃから一瞬ずらしてこっちに送ってるのじゃ。現世と天界の時間の流れは違うからのぉ。ほぼ一緒に着くだろう。」


そうか。じゃあ早く俺を送ってくれ。


「言われんでもはよ送るわい。こちからも言う事が2つある。」


早く言ってくれ。


「一つは異世界に着いたらページと言うとそれっぽい画面が開くんじゃ。もう一つは」


「着いた時には1人だから頑張ってな。」


え。一緒じゃないのか?


「……」


いや、なんか言えよ。


おいなんか光ってるって。見たことあるぞこの光。転生の時のやつだろ。


眩んでいく視界。


デジャブだな。




ふざけんなよな、アティム。

初めて書いた文章を読んでいただいてありがとうございます。

至らない部分も多々あると思いますがこれからも究極に暇な時に見てくれれば幸いです。

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