第二十四稿その2
「そうと分かれば体力が回復次第さっさと攻めなさいよ!」
掌握軍とのいきさつを聞いたバジルちゃんが、キーキー言う。
「私だってその方がいいと思うよ。掌握軍は明日まで攻めてこないことはわかってるしね」
そう言ってパクチー君をチラリと見る。
「勝手な行動は許さん。あいつとのタイマンを邪魔するな」
これだもんね。
パクチー君は今日、あいつに見逃された形になっている。
悔しいんだろうね。
「邪魔ってあんたねぇ。あんたの事情よりも世界の事情じゃないの?」
さすがは国を治める教育を受けてるだけあるね。
バジルちゃんがまともなことを言ってる。
「ぼ、僕もパクチーさんの気持ち分かるよ。負けたくないんだよ」
ルッコラ君! 君も男だねぇ。でもそんなの私たち女子には理解できないんだよ?
「何なのよあんた達男は!」
バジルちゃんはプリプリしながら、ルッコラ君の耳を引っ張って奥へ引っ込んでしまった。
一言私に、あんた臭いわよ。と添えて。
仲良しのルッコラ君に言われて我慢したのかな?
私も今の内に水浴びしてこよ。
翌朝、私とパクチー君は昨日の場所に向かって行った。
そこにはすでにラクサとシカカが待って居た。
「逃げずに来たか」
ラクサがそう言うと、パクチー君が後悔すんなよと怒鳴りながら走り出した。
まったく。負けず嫌いなんだから。
私も一度負けかけてるあいつともう一度戦いますか。




