表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生しか勝たん~デブスニートは自分の描いた究極につまらないラノベに異世界転移する『展開丸わかりの異世界転移!』~  作者: shiyushiyu
パクチーとの勝負

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/131

第十六稿その1

クレソンちゃんを仲間に迎えた私たちは、次にルッコラ君の案内でパクチー君を探すことにした。


その前にレタス村で現在の世界の状況を見るついでにご飯を食べるというバジルちゃんの案により(世界の状況を見るのは主に私とクレソンちゃんなんだけども)、食べ物屋さんに入った。


世界地図はないけど、この付近の地図を貸してもらってどこらへんに人民掌握軍が居るのかを食べ物屋のお客さんとか店主に教えて貰った。


「今分かっているだけでも、この村が完全に包囲されているのが分かるね。」


クレソンちゃんが、ふーむ。と言いながらそう言う。


そうなんだよね。この前1つの拠点を潰したことで前線が少し前進したけどそれだけ。


レタス村とサラダ村を合わせてぐるりと囲まれていることに変わりはない。


しかもこの包囲網…


「ちょっとやそっとじゃ崩れないかも…」


「パセリちゃんも戦術を読むのが上手なんだね?」


ボソリと私が呟くと、クレソンちゃんが驚いたように私を見た。


「まぁ、こういう陣地取りゲームみたいのはよくやってるからね。」


と、まぁそれは置いておいて。


村を包囲する人民掌握軍は、どうも2重か3重くらいに包囲している感じだ。


といっても、レタス村やサラダ村を包囲しているというより、レタス村やサラダ村がむしろ包囲の外側にあって、周囲に包囲された村や町がある結果として、レタス村やサラダ村も包囲されているような形になっている印象だ。


「…こことここ。それにここも多分突破すれば包囲の連携はないと思うよ。」


クレソンちゃんが地図の3地点を指す。


その地点は、包囲網のつなぎ目だ。


例えばAという村を1という包囲網がぐるりと囲っているとしよう。そしてBには2という包囲網が、そしてCには3という包囲網。


私たちレタス村やサラダ村はこの3種類の包囲網のちょうど中間地点にいる感じ。この包囲網の1と2の接合部や2と3の接合部を攻撃して突破できれば、向こうも混乱するというわけ。


「その前にさ、こっちの攻撃拠点を作るべきじゃなかな?」


もちろん、それが容易なわけじゃない。


数は圧倒的に敵の方が多いし、場合によっては1と2の両方から援軍が来る可能性だってある。あくまでも接合部に攻撃をすれば、1の包囲網に直接攻撃をするよりも援軍が来辛いだろうというだけの予測。


だからその前に私は拠点作成を提案した。


レタス村やサラダ村から攻撃に出るのじゃ遅いし相手に気取られるからね。


「それはそうだね。パセリちゃんいい場所知ってるの?」


地図の上では実際の地形は分からない。


攻撃をするなら有利な地形から攻撃をしたり相手に気取られない位置、もしくは深く相手の領土に楔としてねじ込んでいる場所がいいはず。


「まずは見晴らしがいい小高い岩山があるからそこを偵察拠点としようよ。」


私が最初に転移した場所だ。


「それとさ、いずれはレタス村とサラダ村を1つの拠点と考えているんだ。となるとまずはこの村を分断されないような攻撃拠点且つ防衛拠点が必要だと思うんだ。」


そう言いながら私は、レタス村とサラダ村を地図上で指さした。


さらにその中間地点、ちょうど今の街道の終わり辺りにまで指を持っていく。


「この辺、ちょうど敵が攻めてきたし防衛拠点にするのは悪くないかも。兵站も両方の村から繋げるし。」


兵站とは、簡単に言えば武器とか食糧を輸送するまでの道みたいなもの。


2つの村の中間地点に拠点を作れれば、そこまでの物資の輸送が、2つの村から可能になるってこと。


「悪くないね。まずはそこに拠点を作って人員を送ってもらおう。」


にこりとクレソンちゃんが言って、私たちは食べ物屋を後にしようと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ