第四稿その2
カラアゲさんはそれからすぐに回復した。
脅威の回復力だ。
私達は羊が多い村を出発することになった。
私はあれから全くアイと話せなかった。
私が避けてたからだ。
ナポリタンには、そんな見た目なのに恋愛経験値低すぎと笑われたけど、元の私を知らないからそんなことが言えるんだよ。
「勇者様!どうかご無事で!」
アイが駆け寄って来て私に何かを手渡してくれた。
何だろう?と思って手の中を見ると、そのスキにまたキスされた。
「えへへ。勇者様!大好きです!」
可愛く微笑まれた。
「あ、ありがとう。」
ドギマギしながら答える。隣ではナポリタンがニヤニヤしてる。
やや遠くでカラアゲさんが、行くぞーと声をかけてくる。
バイバイ羊が多い村。ある意味私の初恋の村だな。
手の中を見ると、羊の角を使ったネックレスだった。
何かの加護があるかもしれないから、首にかけておこう。
隣でニヤニヤするナポリタンは無視!
私達がこれから目指すのは、星が降る街。星降りの丘と呼ばれる丘の頂上にある設定だ。
私が描いた設定では…
「星降りの丘で、本当に星が降る夜に願い事をすると叶うって本当なんすかね?」
ナポリタンがカラアゲさん言う。
そう。星降りの丘に星は降らない。でも稀に星が降る夜があって、その夜に願い事をすると叶う伝説があるって設定。まぁありがちだよね。
「俺の昔の友人は、その伝説で宝剣<ドラゴバスター>を手に入れたらしい。」
「マジっすか?すげー!」
「実はな、その友人が星が降る街に住んでいるんだ。<ドラゴバスター>を借りればアヤメにばかり頼らなくても、ドラゴンの相手ができるだろう?」
そうだ。次の目的地では、<ドラゴバスター>を手に入れるんだ。
<ドラゴバスター>を入手するには確か条件があったような…




