母 |なる
自分という認識が薄れる程の浮遊感。緩やかに不規則なベクトルが行き交う事で、僅かに保つ認識。
此処はひどく広大で……
探す、どうやって?よく見る、何処を?
そうじゃない。気付け、感じろ、自分を認識する事さえ疑う自由の中で、あの時感じた間違い無く確かな存在を。
君と共にある事で優しさを覚え
君と共にある事で安心を得る
君と共にある事で楽しさを覚え
君と共にある事で幸福を得る
君と共にある事で寂しさを覚え
君と共にある事で嫉妬を得る
君を失う事で自分を見失い
君を失う事で不安に戻り
君を失う事で虚無に
何も無くても好いのかもしれない、退屈は何も奪わない、無駄に時間を与えてくれる。
時間は変化と共に進む、停滞とは保持、瞬間とは永遠
刹那の千変万化を永続と呼び
不変の流れは渦中には無い
宇宙は何も語らない、地球の声は聞き取れない、渦中に在れば気付け無いのだから。
愛おしいと思えるのは“丸い”と言える人
大切に出来るのは“青い”と言える人
旅立てるのは憂う人
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