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生と死  作者: りんご丸
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プロローグ2 「脱出の手掛かり」

おお!何と文字が出てきたぞい!

なになに、

「光射し場所から己の挑戦が始まる。 木の箱の前をよく調べてみよ、そうすれば道を開きし希望が生まれる。 この紙の表面だけを燃やしてみてね♡」

・・・最初の二つはわかるが、何で最後のだけやけにファンシーなんだ?

まぁそれは置いといて、「光射し場所から己の挑戦が始まる」って多分この電球の事だよな。

ってことは、よくこの電球を調べれば何かヒントが得られるっちゅうことや

早速探索開始(=^^=)


           

うお、何か発見。

こ、これは、あの伝説の道具、鍵ではないか!

これでこの部屋からでられるぞー!(*^_^*)ヤッター!


・・・あるぇー(゜-゜) 鍵の形も大きさもあわねぇorz

何だよ、ひっかけかよ!<`ヘ´>

でも、何かに使えっかもしんねぇから、念のため持っとくか。

さてと、次は「木の箱の前をよく調べてみよ、そうすれば道を開きし希望が生まれる。」

っつうのはやっぱりあの机しか無いよな。

では早速探索開・・って、机に鍵穴がある。

もしかしてさっきの鍵はこれに使うのか?

物は試し、実際にやるしかねぇだろ!

  カチャ カチャン!

よっしゃ、ビンゴ!さっき捨てなくてよかった〜。

さぁて、中には何が入っているのかな?

・・・ライター?ライター?ライター?ライター?

これだけ?たったこれだけなの?さっきの文はこれだけのためにあったの?てっきり扉の鍵が入ってるのかと思ってたのに!

なんだよコンチクショー!

はっ、そうだ、まーだ諦めちゃいけねぇ。

このライターでこの紙の表面を燃やして、中から鍵が出てくるのかもしれない。

実際にやってみた。

 カチャ ボゥー あち! あち! 火傷する!

はぁ、はぁ、何とか出来たが、手の上で燃やそうとしたせいか、危うく手を火傷そうになった。

それはいいとして、中には何が・・・

スイッチ?スイッチ?スイッチ?スイッチ?

マタハズレカヨ!

いったい何なんだよ!さっきからばかにしてんのか?

いや待てよ、このスイッチを押せば鍵が天井から落ちてくるのかも知れない。

実際にやってみた。

 ポチ  ゴゴゴゴゴゴゴ ガチャン!

何だか机の向こうの壁にちょい大きい穴があいた。

ん、なんかあるぞ。

・・・・金庫?金庫?金庫?金庫?

馬鹿にするのもいい加減にしろ!

いや、でも待てよ、もしかしたらこの金庫の中に鍵があるのかもしれない。

だけどもだっけっど、パスワード分からねぇ!パスワード分からねぇ!

ハイ、ラッサラウェイ。

ってそんな事してる場合じゃねぇ。

多分、ここまでこの部屋を改造しまくってるんだから、パスワードもどっかにあるのかもしれねぇ。

でももうヒントも無いし、ここからは自力で探し出すしかないな。

さぁて、まずはこの部屋を隅から隅まで探しまくるか。


           しばらくお待ちください。


・・・何にも無ーーーーい!一体全体どうなっとるんじゃ!今までの感じからしてなきゃいけないムードだろうがコンチクショー!

ん、何だか俺金庫の開け方知ってるような気がすんだよなぁー。

何だろこのもやもや感、変な感じが・・・あっ、思い出した!

確か金庫って旧世代の奴なら、ダイヤルを回した時にその回した回数になったら微妙に落差を感じるんだっけ。

ちょっと試してみっか。

  カリカリカリカリカリカリ・・・カリカリカリカリカリカリ・・・

やっぱ駄目だよな、こんな上手くいくはずねぇか。

それにしても、何でこんな事を俺は知ってたんだろ?

うーーーん、駄目だ全然他の事は思い出せねぇ。

まっ、そこら辺はまた今度考えればいいだろ。

はぁ、なんか色々ありすぎてちょっきし疲れたな。

少しの間仮眠でもとるか。

そだ、ちょっと電気消そ。

 カツっ カツっ カツっ ポチっ ブゥーン

それじゃおやすみな・・って、なんか金庫のダイヤルの横のところが薄く光ってんな。

なんじゃろうか、あれは?

ちょっと見てみるか。

・・・なんだこれ、「右に28回、左に24回、右に17回、左に38回」って書いてある。

この光ってんの、多分蛍光塗料か何かだろうな。

よし、じゃあこの通り回してみっか。

  カリカリカリ・・カリカリ・・カリ・・カリカリカリカリ、ガチャン。

よっしゃ、金庫の開放に成功!

さてと、今度は何が入っているのかな?

・・・こ、これは、やっと来た、この部屋から脱出するための道具「鍵」!

いや待てよ、もしかしたらまた違うやつの鍵かもしれない。

しかーし、物は試しということで、行ってみよう。

  カチ カチャン!

・・つ、遂に、遂に俺はやったぞー!やっとこの部屋から出られるんだ!

こうして、俺の脱出は成功した、そう俺は脱出という名の戦いに勝利したのだ!

なーんてことはなく、開けた先にはまたドアがあった。

また部屋かよ!どんだけ部屋あるんだよ!

なんかどんどんイライラしてきたぞ。

でも、さっきの部屋とは全然違うな。

さっきの部屋は完全にコンクリートで覆われていたが、ここの部屋は何かログハウスみたいな感じで全面木でできている。

それに、食器の入った食器棚やテーブル、ベッドなどもある。

普通の家の、普通の部屋のようだ。

お、何かテーブルの上に置いてある、何だろな。

・・・これって、銃?

なぜにこんな場所に銃が置いてあるのかな?

それも、二丁のマガジンタイプのハンドガンと一丁のマシンガンとサプレッサーが二つ(まぁ簡単にいえば、音を消すための道具、どうやらハンドガンに付けられるようだ)、それと手榴弾が五個、さらにその銃とかをかけるんだろうホルダーが一つと小さめのポーチが一つ。

一応、ハンドガンとマシンガンにはレーザーサイトが付いている。

さらに、ハンドガンの前には、マガジンが十個(どうやらマガジン一つにつき15発程入ってるようだ)、マシンガンの前には、鉛筆の入っているような箱に入っている玉が二箱(箱に、一箱150発入り、と書いてある。)が置いてある。

何か見ちゃイケない物を見たような感じがして、気まずい。

それに、ものすごーくコワイ。

何かこの後に本当に誰かと戦わなきゃいけないような気が。

しかも俺、銃の使い方なんて分かんねぇし。

・・・あれ、俺銃の使い方知ってるかも、ちょっと今記憶が・・・ぐぁぁ!頭イタ!

意識がどんどん薄れて・・・

              バタン



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