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チュートリアル
、、、、教室は赤色に染められ、ただ一人少年がたたずんでいる。
「どこで間違えた、、?、、、なんで、、、何処で、、、、、、、、」
突然現れる無機質な表示。そこには「WIN」の文字があるだけ。
あぁ、、、そうだよな、、、、、
突如として響くアナウンスの声は、神経を逆なでするような耳障りな「音」だ。
「おめでとうございます!第二ステージ進出です!!覚悟は決まってますか?それじゃあレッツゴー!!」
静寂ともいえる教室内に聞こえるアナウンスの声は明るい喋り方に一転。あまりにも無慈悲に
冷たく、無感情な声。そして、、、ただただ耳に残るノイズの音がまた頭に浮かぶ。
『ねぇ、、、』やめろ、、『どうして?』やめろやめろ、、、、『ほら、やっぱり×んだでしょ?』
やめろ、、、やめろ、、、やめろ、、、、!
、、、、、、、、、、、、『なんで、、私を×したの?』
、、、、あぁ、、、やっぱりだめだ、、、、、、もう、、どうせ、、、、、どうせ、、、、、、、、、
そんな「音」を聞きながら、俺はただ茫然としていた。