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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)お○んぼ


先に断っておくが下ネタではない。それと差別用語なので敢えて伏せ字にした


俺のホーム居酒屋に「おし○ぼ」と呼ばれているおばちゃんがいる


所謂言語障害者なのだが差別用語まんまで普通は憤慨するのだろうが本人も気にしていない


仲間内では差別というより愛着を持ってそう呼び誰も特別扱いせず普通に接している


そのおしん○さん(以下Oさん)は不思議な能力があるらしく霊的なモノを察知すると教えてくれる


毎年居酒屋主催で小旅行があるのだが行く先々で視ては教えてくれるのだが


ある年の山奥の温泉地ではとても酷い目に遭った


予約した宿に着くなり彼女のセンサーが最大アラートを出した様で大騒ぎし


散々パニクった後に痙攣失神という困った事態となった


救急車を呼んで病院に直行、事なきを得たが旅行自体は皆心配でそれどころではなくなった


後日、Oさんにパニクった事情を聞くとたどたどしい言葉でこう教えてくれた


「宿に到着するなり沢の上手(かみて)の方から落武者っぽい人の塊が転がってきた」


「それが私達にぶつかってきたのだがそれ以降記憶がない」、と


確かにあの温泉地は落武者の隠れ里、そういう事もさもありなん。と締めくくろうとしたら


「その塊の中にAさんがいた」


Aさん、小旅行の常連さんだったが旅行の数ヶ月後脳溢血であっさり他界してしまった


勿論今回の旅行も参加していて(霊との衝突事故?)に遭った訳だがもしかしたら

Oさんがその後注意を促していたら他界せずに済んだのかも?と思うと少し複雑な気持ちだ

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