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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(霊)私


数年前の秋口頃、ふと深夜海まで行こうと思い立った

海無し県民の憧れからか数年に何回かはこの衝動に駆られる


いつもの様に下道を使い、時々コンビニで休憩を挟みつつ海に着くと

生臭い潮の香りと真っ暗な防波堤で一服しつつ波の音を聞き入る

特に何かある訳でもないが達成感の様なモノを感じたら帰路につく


帰りもまた対向車のない山道を早目の速度で走っていると突然

「ぐわん!!」

と目の前が揺れた

ハンドルを切り損ねそうになり急ブレーキを掛け少し先で停車した


初め何かの病気を疑った

脳震盪?脳溢血?何?どうして?

幾ら考えても何処にも異常がない

車を端に寄せ暫く休み、他に異常がないのを確認して再出発しようとウインカーを出した時、


「私…」


えっ?と声がした方に振り向いたが何もない、ただ闇が拡がっているだけだ

確かに聞こえた、幻聴でもない、と気付いたら急に怖くなり慌てて発車した


この後何か見たとか憑かれたとかはないがあの声の何とも言えない冷たさを忘れられない

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