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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(虫)顔に


友人A(♀)は残業で終電がなくなり友達のアパートに泊まらせて貰った


泊まるには先ず寝るスペースを作らないと…な位散らかっていたが背に腹は変えられず片付けたそうだ


やっとある程度片付いたのでクッションや座布団を借りて寝床を作りいざ就寝


何かの気配と息苦しさで目が覚めた時にはお約束の金縛り状態だった


「カサ…カサ…」と何か音が耳元で聞こえている


眼球は動かせたので音のする方を恐る恐る見てみると…


アシダカグモがゴキを補食していた音だった。。。


「ギャー‼」


悲鳴にもならない声をあげ飛び起きた

金縛りだと思っていたのは寝相が悪い友達の足が上に乗っていただけだった


大の虫嫌いの彼女はアシダカグモから離れるだけで手一杯でソコで気を失ったらしい


次に目を覚ました時はもう昼近く、部屋の隅で体育座りしたまま寝たらしく身体中が痛かった


友人はまだ高いびきで恐々と座布団付近を見てみると…ゴキの足が落ちていたそうで


慌てて部屋を飛び出して二度と友人宅を訪れる事はなかったらしい

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