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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(謎)猫好きのオバチャン


子供の頃、近所に「猫オバチャン」と言う変わり者がいた


そのオバチャンの家は今で言う「多頭飼育崩壊」していた猫屋敷で

学校帰りに通り掛かると縁側に数十匹と共に日向ぼっこをしているオバチャンを良く見かけた


いつの日からか猫達は見かけるがオバチャンを見かけなくなり


(具合でも悪いのかな?)


と思っていると間もなくパトカーや救急車に囲まれた日があって皆何事かと噂になった


「猫オバチャン、死んだらしいぜ?」


クラスでも情報通の奴が親から聞きつけたニュースをお披露目すると

その日は学校中で猫オバチャンの話で持ちきりになった


オバチャンの親族が見つけた時には既に死後数日は過ぎていたらしいのだが

話題は残された猫達がどうなるのか?で誰ももう1つの疑問に触れなかった


(お腹が空いた内猫達はどうやって飢えをしのいでいたのかな?)


猫オバチャンに飼われていた猫達は少しして保健所?の職員に捕獲され姿を消した


部屋を出られなかった猫達は何を食べて飢えをしのいでたんだろう?

何度思い出しても考えたくない結末だ

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