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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(霊)交差点に立つ人(3話)

つい最近までその人が霊だとは気付いていなかった話


俺が結構頻繁に通る道にある交差点でよく見かける人がいる

ネズミ色のシャツと深い紺色のズボンを履いた男性、彼はいつも同じ様な格好で横断歩道の手前に立っていて

信号待ちなんかで見かけると時間帯的に学校から下校してくる孫とかを出迎えてるのかな?

なんてずっと思っていた


その人が実は俺だけにしか見えてなかった、と知ったのがつい最近で偶然同乗者にその人がいつも彼処に立ってるんだよね~…なんて話したら同乗者には見えてなかった


どんな理由でソコに佇んでいるのかは分からないが出来る事なら待ち人を見つけて成仏して欲しいな、と思った


…知らない人を待ち人と勘違いして、とかは要らないけどね


━━━━━━


東京に住んでいた頃、某ア○タ前の交差点で人波に逆らう様に棒立ちしている人(霊)を視た

一見何処にでもいるサラリーマン風の人で(こんな人混みの中何突っ立ってんだよ⁉)と毒を吐いていたら普通にすり抜けていた


何の思いが残ってあんな混雑する場所に残ってしまったのかは分からないが

今思い返すと彼の冥福を祈るばかりだ


━━━━━━━


地元の田舎道を通った時、手押し信号がある場所で人影を見かけた


何となく予感がしてスピードを緩めたら案の定その人影は俺の車が通過するタイミングで道路に飛び出した

スピードを緩めていたお陰で直ぐに止まれはしたが本来走り抜けた筈の交差点の先には誰もいなかった


事故か何かで亡くなったのかは知らないが本当に良い迷惑なので飛び出し行為は止めて欲しい


因みに数回同じ事を繰り返されたので俺は遠回りしてでもその道は通らない様にしている

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