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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
411/441

(霊)待合室

メリークリスマス☆

って内容が聖夜に読むモノじゃないか

今回入院した病院は本当に沢山「出る」病院だったので話を幾つか書いておこうと思う


そこの病院は地域の中核を担うポジションで一通りの科が備わっている

ご多分に漏れず、と言うか徐々に規模を拡大して来たせいか別棟、拡張が当たり前(?)で何となくツギハギな建造物の立地になっている


当然科目ごとの待合室もあちこちに点在していてマップでも貰わないと軽く迷子になってしまうほどだった


検査の為に通路を移動していくと人気のある(?)科には大勢の人が、マイナーな科には疎らに人が待っていたのだが

一ヶ所だけ照明も落とされた待合室があった


ソコは拡張に伴い移転した科でまだ移転したてなのか待合室の長椅子もそのまま置かれているのだが薄暗い空間に非常口の明かりだけなので妙に気になりつつも通り過ぎた


何ヵ所か検査をはしごして数時間後に病室に戻ろうと(くだん)の待合室を通ったら

薄暗い待合室の長椅子に人の姿姿が見えた


通路側からだと背中しか見えないし薄暗いのでしかとは見えないのだが多分中年女性と思われる人が検査の時に着る浴衣(?)みたいな格好で座っていたのだ


(あんな薄暗い所で何座ってるんだろうな…?)


と思いつつも俺も具合が良い訳じゃなかったので横目にしつつも通り過ぎた


夕方、検温とかでやって来た看護師さんにその事を話したら怪訝な顔をされてしまった


あそこの待合室はまだ整頓されていないのは確かだが長椅子等は既に片付けられてガランとしている筈よ?と

そんな事ないですよー、と言いながらも気になったので翌日散歩がてらにその待合室に行ったら


確かに長椅子とかは撤去されていてガランとした空間が広がっているだけだった


見間違いにしてはリアル過ぎるし心霊にしてはイミフな体験だった


後日この体験は別の事に繋がったので(霊)カテゴリーで書いてみました

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