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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(話)黒いモヤ


先日親友が胆嚢炎を患い入院した時の事。


彼の嫁さんも本人の意向で入院したのを周囲に口外しなかった為、気付いた時には既に回復気味だった


「何だよ、水くせーな‼」

「悪ぃ悪ぃ、あんまり言い広めて欲しくなかったからさ」

「ってまるで俺が口軽いみてーじゃないかよ」


流石に退院間近とあって病に臥せっている様子ではなくいつもの彼だった

個室とは言え病室は何となく息が詰まるのか談話室に誘われた

談話室で現況を聞き一安心していると急に彼が声を潜めて話しだした


「あのさ、今回の入院が初めての入院なんだけど…」

「ん?」

「よく言われる(出る)ってのは嘘なのかな?」

「アハハ…」


普段多忙な彼には入院が苦痛らしい、暇過ぎて関心のなかったオカルトにまで興味を持ち出した様だ


現実主義の彼にしては珍しいので話をきいてやるとどうやら数回不思議なモノを見たらしい

それは廊下を歩いている時、○人部屋の一角やナースステーション脇の病室で「黒いモヤ」を見たそうだ

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