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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(怖?)藁人形

三十路を越えて知り合った友人に神社の跡取り息子がいる


彼の実家の神社はある意味奇抜なイベントで結構有名な神社でそれを知った俺や他の友人達はエセ神社だな、とからかったりしている


そんな彼からちょっと怖い話をされた事がある


住居は神社内にある訳ではないので朝早くに出勤(?)するそうなのだが時々敷地内にある樹に所謂「丑の刻参り」をした形跡が残っているらしいのだ


まあハッキリ言うと藁人形が木々に打ち付けられその処理をしなくてはならないそうなのだが


何回やっても祟られそうでどうも気持ちが悪いそうだ


樹に釘を打ち付けられるとその樹が腐って倒木してしまう場合もあるし醜聞が広まっては聞こえが悪い


彼の実家はその対策として防犯カメラを付けて対処する事にしたのだが付けたら付けたで恐ろしい映像が記録される事になってしまったそうだ


興味本位でDVDに落とされた防犯カメラ映像を宅飲みの余興で放映される事になったのだが

丑の刻参りに不法侵入した方々はそれはもう鬼気迫る勢いで樹に藁人形を打ち付けていて空恐ろしくなった


中には何の儀式が混ざったのかサバトみたいな儀式を繰り広げる女性もいて苦笑いもおきたが

丑の刻参りとはかくや!という正式な出で立ちで一心不乱に釘を打ち付ける人もいてなかなかトラウマになった


サバトミックスの女性の他に防犯カメラの前で白装束に着替えるおばちゃんや鉢合わせして気まずい感じな人たち等も録画されていたが

その後敷地内でボヤ騒ぎがあって以降SE○OMを入れて警備員が駆け付ける様にしてからは数は激減したそうだ


確か儀式の最中に他人に見られたら殺さないと呪い返しみたいな目に遭って死んでしまう、とか聞いた事があるが

防犯カメラに収められた場合はどうなんだろうか?

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