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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
323/441

(霊?)元気なおばあちゃん

隔日投稿に変更したものの微妙なのでお悩み中


月曜日・水曜日・金曜日と日曜日にするか土曜日にするか…

今回は土曜日に投稿してみました


東京で一人暮らしをしていた時の話


新中野のアパートに住んでいた俺は学校が終わると丸ノ内線に乗り駅を出ると鍋屋横丁にあったスーパーで買い物をして帰宅していた


アパートの近くは細い路地が入り組みアメ車どころかちょっと大きな国産車でも切り返しなくして通り抜ける事も出来ない程だったので

夕方ともなれば人影も少ない中、トコトコとアパートへと続く道を帰っていた


そんなある日の夕方、いつもの様に家路を急いでいると目の前2ブロック程先に手押し車を押したおばあちゃんがトテトテと歩いているのが目に入った


細い路地で見慣れた光景なのでその時は気にせず目線を落として普通に歩いていく


少ししてふと目線を上げると近づいているはずのおばあちゃんは未だに2ブロック程先をトテトテと歩いている


(あれ?もう追い付いても良い筈だったのにな?)


ふとそう思うと急に気になって来た


前を歩くおばあちゃんから目を離さない様に、とは言っても追い越したい訳ではないので普通に歩いていると


おばあちゃんは家に着いたのか右に曲がって行ってしまった


(気のせいかな?)


そう思いつつおばあちゃんが曲がった辺りに辿り着いたので何気にその方向を見たらその先には道がなかった

道どころか家も何もなくただ塀と塀が重なって人が歩けるスペースなどなかった


そう言えば結構な大股で歩いていた俺の速度で追い付かない筈がない程の歩幅だったのに追い付かない訳がなかったな


そんな事をボンヤリ考えながら普通にアパートに辿り着いた

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