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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(霊)迷子


少し前に地元のショッピングモールに嫁に連れられて出掛けた


女性の買い物ってのは何でああも非効率なんだろ?と思いつつも諦めて荷物番に徹する事にした

モールの真ん中、吹き抜けの周りに配置されているベンチに腰掛けボーッと行き交う人々を眺める


ふと視界に2つか3つ位だろうか?女の子がヨチヨチしながらフラついている


(あれ?もしかして迷子かな?)


女の子は近付く大人達の顔を見上げながら(多分)お母さんを探している


付近を見回しても親御さんらしい人は見受けられないので心配になり声を掛けようとして気付いた


あんなに幼い子が1人でフラフラしてるのに誰も気にも留めていない


(えっ?)


と驚いている同じ様にビックリした顔で女の子を見ている女性と目が合った

他の人には「見えていなかった」様だ


はからずも「同じく視える」人を見つけてしまった日でもあるが

その女性とは後に変な縁でメールのやり取りをする仲になった


今でもあの女の子はお母さんを探し続けているのだろうか?

ウインドウショッピングが苦手な俺には確認する機会は未だにない

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