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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
308/441

(怖)動物の霊

予約投稿はここまでです。

体調が回復していなければ不定期になってしまうと思いますが…頑張ります


※この話は色々と考えさせられる内容なのでペットを溺愛する方は飛ばして下さい


知人の奥さんは夫婦の間に子供が出来なかったせいか二匹の飼い犬を我が子の様に溺愛していた


その溺愛ぶりは周囲はおろか旦那である知人も引く位のレベルでエサは高級食材を使い手作りする等端から見てもちょっと異常なんじゃ?と思う位だったのだが

それ以外は夫婦円満だったし物腰も柔らかい人からのだったので知人も周囲も多目に見ていた


だが犬の寿命は人よりも短い


数年後、必死の看病も虚しく飼い犬達は寿命を全うして死んでしまった


奥さんの気落ちは凄まじく飼い犬達を荼毘に伏してその遺骨を庭に作った墓に納めても止まらなかった様だ


その内に奥さんは床に臥せがちになりついには入院、程なく他界してしまった


流石に知人本人には言えなかったが周囲の知り合い達は


(死んだ飼い犬が奥さんを連れて行っちゃったんじゃ?)


と根も葉もない噂をする位だった


結局1人残された知人も奥さんを失って気落ちしたのか数年しない内に病に倒れて他界してしまった


この話を偶然何かの切欠で知り合い達と話していると当時付き合いのあった霊感が強いと言う人が食い付いてこう説明してくれた


「ペットはあくまでも「畜生」だから人と同じ様に扱うと良くない」


そんな切り口に驚いた俺達はその人に説明を求めた


その人が言うには「畜生は霊の質が人より劣るから幾ら可愛がっていても死んだ時に人と同じ供養をするべきではない」そうだ


更に謎を生んだ発言に結局質問責めの様になってしまったのだがその人はどうせ説明しても理解は難しい、とその後の話をしてくれなかった


その話自体は個人的にさっぱり分からないのだが

実体験で何となく理解出来る経験があるのでそれをこの話の補足解説にさせて貰う


霊の質?というのは分からないが動物は結構祟る

個人的見解で申し訳ないけど動物は多分欲望や思考が本能に沿って沸き上がる分

憎しみの感情を持つとその敵意をそのまま恨む相手にぶつけるのだ


近年動物虐待等で日頃の鬱憤を晴らす人が多いらしいがそんな非道な事をしない人でも

結構動物霊が憑いている人を見掛けるからだ


人の霊は意外と無表情の場合が多いが動物の霊は大抵牙を剥いてたりするのでそういうのを視た場合はなるべく憑いた人を避ける様にしている


虐待は勿論ダメだけど愛情を注ぎ込み過ぎるのも問題があるよ


こんな結びでこの話は閉じたいと思う

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