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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(謎)視える切欠 part2


視える切欠は幼稚園に入ってからの瀕死体験だと書いたがもう1つ思い出した体験がある

どっちが切欠か記憶が曖昧なのでこっちも書き綴っておこうと思う


記憶が薄いが幼稚園に上がる前、近所で葬式があった


母親は葬式の手伝いにかり出され俺は自宅で待機させられていた


あれは少し雪が積もったどんよりとした日だったのを覚えている


補助輪も取れていない自転車で母親の所に行こうと思いつき走っていると

雪にタイヤを取られ少し高低差のある田んぼに自転車ごと落ちた


…グサッ‼


痛みを堪えて立ち上がると目の前には鋭く尖った竹の束が置いてあった


怪我はしてないな、とそのまま葬式をしている近所の家に向かったのだが俺の姿を見た弔問客がビックリして駆け寄って来た


テンパっていて感じなかったのか俺の瞼の上がさっきの竹の束に刺さって流血していたらしい


しこたま怒られ病院に連れて行かれその日は終わった


数日後、懲りずに自転車で出掛けた俺は同じ所で雪にタイヤを取られ転落した


今度は竹の束は回避したが自転車のハンドルの端に背中をしこたまぶつけて動けなくなった


まさかそんな所に落ちて動けなくなっているとは誰も思わず結局数時間後近所全員で探した結果落ちて気絶している俺は発見された


それからどうした訳か変なモノを見る様になる


どっちが原因か?は正直分からない

と言うのも命に関わりそうな事故(?)も含めて幼児期に立て続けに起こり過ぎてどれが本当の切欠なのかが正直分からないのだ


という訳で俺がこんな拍子に視える様になった、というお話でした

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