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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(謎)病気の匂い?


嗅覚の鋭い動物が癌の匂いに気付いて飼い主を助けた、とかいう話をテレビで見た


それで思い出したのだが以前つるんでいた友人の1人に「匂い」で霊の存在を視る奴がいた


映像として視える訳でもないので皆からは「犬かよ⁉」とからかわれたりしていたが

多分俺よりも多くのモノが分かるのだろう、時々視え(嗅げ)た様子を意見交換したりしていた


お互いにない感覚同士だから興味本位で様々な「出ると噂がある場所」に行ったりして確認しあうのが楽しかった


彼の話によると「障る」霊はドブみたいな匂いがするそうで近くに行かなくても匂う場合があるそうでそれと似た匂いを病気を患っている人からも嗅ぎとれる事もあるそうだ


そんな彼が話してくれた「一番最初に嗅いだ匂い」の主は…

不幸にも子宮がんを患った彼の母親だったそうだ


匂うけどそれが何処からなのか、何なのか分からず暫くして母親の末期癌が発覚したそうで

匂いの原因に気付いた彼は49歳の若さで急逝した母親にもっと早く告げられていれば…と相当悔やんだそうだ


そんな彼は病院に行くとアノ匂いに悩まされるらしい

普通の人が行くと消毒液や薬剤の匂いしかしないが彼にとっては結構な苦行となるらしい


そんな彼、普段は鼻炎持ちで食材の傷んだ匂いとかには鈍く

一人暮らししていた時には結構腹を下していたというから逆にそっちに敏感であれ!と突っ込んだ記憶が残っている

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