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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(霊)偶然バッタリ


この間タバコを買いにコンビニに立ち寄った


ちょっと遠出をした後に立ち寄ったコンビニは普段あまり寄らない店だったのだが

買い物を終えて車に乗り込み、いざ駐車場から出ようとした所で店の前にある喫煙場所に見知った顔が立っていたのに気付いた


もっと早くに気付いていれば車を降りて挨拶する所だが既に車を動かしてしまった後だったので

ウインドウを開けて手を挙げて挨拶する程度で立ち去る事にした


向こうも俺に気付いたのか「よう」みたいな感じで手を挙げていたのでお互い誰なのか分かった気がして特に気にせずそのまま駐車場を後にした


後日、別の友人と会って


「そう言えばこの間コンビニで○○に会ったので挨拶したよ」


と言うとどうも友人のリアクションが微妙な感じになった


あれ?アイツと仲悪かったんだっけ?みたいな話をすると友人の顔は更に微妙な感じになった


「何言ってんだよ、アイツ半年位前に病気で死んだじゃん」


え?その話は初耳だった


俺とその知人は同級生だったがそれほど仲良くした記憶がなくて顔見知り程度だったのだが

たまに出会うと挨拶する程度の仲だったのが災いしたのかソイツが死んだ、という話が俺の所まで流れてきていなかったのだ


結局見間違い?と言う事でお茶を濁したが流石にそこまでボケてはいない


まぁ最後の挨拶に来たのかな?と言う事で自分自身を誤魔化したが何故その挨拶がコンビニだったのかは未だに分からない

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