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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(謎)伝染る?


ちょっとだけ人と違うモノが見える俺が親しい友人の何人かに言われた一言


「お前といると視たりするのが多くなる」


まぁ言葉は違えどどうやら俺の近くにいるとその手の体験が増えるそうだ


人をキャリア扱いしやがって‼と心中穏やかではない頃もあったがそう言えばこの俺にも似た経験がなかった訳でもないのを思い出した


あれは恐らく人生に於いて一番敏感(?)だった二十歳過ぎの頃、バイトしていた新宿のバーの常連に俺など砂粒程度でしかない位霊能力を持つ人がいた


彼はそれ系の生業で生計を立てている、と聞いた事はあるが詳しくは教えてくれなかった


「(俺)ちゃんを巻き込んだら寝覚めが悪いからね」


そんな感じで躱されてまぁ俺も深入りしたくなかったので結局それ以上は踏み入らなかった


思い返せばこの奇憚雑記の中に書いた数話はその人が良く店に来ていた時期とも合致する


伝染る、というよりも何となくその手の感覚が鋭敏になる、と言った方が正解な様な気もする


何故こんな昔話を今さら?


それは今年の正月明け、恒例の麻雀大会の終わりにふっと視えた人を俺が「普通の人」と勘違いして扱ってしまったのが切欠だからだ


その時は「またかぁ?」みたいな感じで引かれて終わったのだが


どうやらその後、麻雀する場所を提供してくれた友人が視てしまったらしい


「いい加減にしろよ~」的な苦情を頂いたのだがこればかりは随意でどうにかなるモノでもないから理不尽とは思いつつも謝っておいた


読者の方にも「いるなら視たいぜ‼」と思う方がいるとは思うのだが

そういう人は心霊スポット巡りをするよりも霊感がある人を探して仲良くなった方が視える確率は上がるんじゃないかな?と思う


伝染る、じゃなくて鋭くなれば視える確率は上がるかも知れない


今回はそんな与太話で締めておしまい

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