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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)聞き耳


東京で一人暮らしをしていた時の事


同じく上京し、一人暮らしをしている同級生の女の子から相談を受けた


話を聞くと彼女は二階に部屋があり、直下の部屋の住人が彼女が出す生活音に対して細かくクレームをつけてきて困っているそうだ


その悩み話を聞いていた友人が調子こいてその住人にガツンと言ってやる!

とか言い出して話が進んでしまい結局数名の野郎が現場検証?の為に彼女のアパートに向かう事となった


俺はバイトもあったし馬鹿らしいので参加はしなかったのだがどうやらガチでヤバい人種らしく野郎達は返り討ちにあったそうだ


騒ぎが大きくなり警察を呼ぶ騒動になったそうだがそのお陰で事件の全貌が晒される事となった


階下の住人は彼女の生活音を「敢えて聞く」為に天井の一部を剥がして聞こえ易くしていたそうだ


そしてその住人の部屋から彼女の下着(他)も発見された事で一気に事件化して逮捕された様だ


結局彼女は不動産屋の計らいで引っ越しをして事なきを得たがそのまま事件化していなかったら


クレームを言いに来た体でそのまま襲われていたかも知れない、という事実にかなりトラウマを抱えた様だった


天井剥がして聞き耳立てるとかちょっと異常な行動に当時はドン引きした記憶があるが

後々出会う人達を基準にするとまだカワイイものだと思うとゾッとする

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