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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)ヤブ医者?


奇憚雑記で何回も触れているが俺は数年前大病を煩い緊急手術で一命をとりとめた


救急搬送からの手術で予備検査がなかった為か検査途中で意識喪失したせいか知らないが


術後反回神経麻痺という声帯のトラブルで暫く声が出せなかった


入院中だったので耳鼻科も平行して受診する事になり増築に増築を重ねた病院内を車椅子で病棟を横断する羽目になった


たまたま運が悪かったのか担当医が絵にかいた様な無愛想な医師で


(お前はパソコンを診察してるのか?)


とツッコミたくなる位の奴だった


その医師に


「反回神経麻痺は治らないですね」


とバッサリ斬られ落ち込んでキコキコ車椅子を漕いで部屋に戻る途中


後ろからチャラ男が誰かを食事に誘っている様な会話が近付いて来た


「えー?良いじゃん‼行こうよ‼」


「あっ‼ほら‼患者さんいますよ‼先生‼」


。。。「先生」?


削れた体力で漕いでもノロノロしか進めない車椅子の俺の横をあの無愛想な担当医が看護師と共にキャッキャ言いながら追い越して行った


その日検温に来た看護師さんに事情を話して耳鼻科の担当医を替えて貰える様に頼んだら

翌日には別の先生に替えてくれる、との事だったので了承した


あれから声が何とか出せる迄何度も耳鼻科に通ったが時々例の無愛想医師に出会うと視線が痛い様な気がしていた


逆恨みするなら看護師ナンパする時の十文の一でも愛想良く患者に接しろ!と今でも言いたい


因みにその無愛想医師からは薬すら処方されなかったが

次の担当医さんは親身になってくれて本当に感謝しています

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