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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(謎)光る目


住んでいる所が田舎なので時折野生動物に遭遇する


タヌキ、イタチ、野うさぎ等々流石に猪や熊には出くわした事はないがたまに見かけるとついつい


「おっ?」


となってしまうし何となく得した気分になるのは俺だけだろうか?


10年程前、夜自宅の駐車場に車を停め降りると前にある休耕地から何かの気配を感じた


良く見ると恐らく何か野生動物が此方を警戒しているのか、両の目がキラリと光っている


(あー、タヌキか何かかな?)


本当はふれあいたいが残念ながら野生動物はそんなにフレンドリーではないので

触ってみたいオーラ全開でその光る両の目の主の姿を追っていた


次の瞬間


「えっ!?」


暗闇に光る両の目のちょうど真ん中位に光る目がもう1つ増えたのに驚いた


常識から言ったらもう一匹いて同じ様に此方を見ている、と考えたいのだが

目を凝らしてもどう見てもその増えた目は両の目を光らせている動物の額辺りに開いている様にしか見えなかった


(えっ!?えっ!?)


更に良く見ようと一歩歩み寄った瞬間

その動物は踵を返し草むらに消えてしまったのだ


家に帰り家族にその事を言ってはみたが案の定見間違いだろう、とまともに受け止めて貰えなかった


それ以来一度も遭遇した事はないが何となくあの光る目の持ち主はこの世のモノではなかったのかな?と思っている


知らなくて良い事は追ってまで知る必要はない

ただもう一度出会ってみたいな、とは常々思っている

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