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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(夢)せん妄


数年前、生死をさまよう大病を患い救急搬送&即手術となった


記憶がなくて曖昧なんだけど1~2週間程度ICUで過ごし

一般病棟に移ったけど身体中管だらけで身動きも取れず正直どこにいるのかもわからなかった


そんな中、夢とも現実ともつかない「幻覚」を見てた。

所謂「せん妄」ってヤツかな?


俺は体中に管が付いていて身動きが取れない状況でボーッと天井をみている


すると突然廊下のイメージに変わりソコには患者達が1人の医者の周りに群がっていた


「あー、それはね。癌が神経を圧迫して麻痺が起こるんだよ」


その先生は患者1人1人の質問に答えている


(へぇ?何か珍しい光景だな…)


とぼんやり考えていると今度は患者と入れ替わりで他の医師達が群がり質問をしている


「この部分を切開して動脈を傷つけない様に…」


みたいな専門的な話が続き説明を受けた医師達は必死にメモっている


「何だこりゃ?」


こんなの現実的にあり得る訳がないのに妙にリアルな感覚に戸惑っているといつの間にか横にいた看護師が俺に教えてくれた


「あの人はね、元々ここの先生で凄く賢い人だったんだけど…ちょっと前に精神を病んで今は患者さんなの。

でも知識や技術が並外れているから今もああやって聞きにくる人が絶えないのよ」


…馬鹿らしい夢だったが夢と現実の見境がつかなくなっていた俺はこの後数日間同じ夢を見続けた


同時期にもう1人印象に残っていたのはGACKTの様なグラサンを掛けた医者に治療を受けていた事


そんなバカな…と思って一般病棟に移ったらGACKT医者は単にイキッたホビットドクターだった


まぁ実在…してたな、多分

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