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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)投石


地元を走る高速道路で以前子供による投石が問題になった事がある


山あいを切り開いたエリアには生活道路の確保の為に幾つか道路上に橋が掛かっており

そこから子供達が下を走る車に石やゴミ等を投げ込むといった事案だ


知り合いづてで聞いてもあまり高速を利用しなかった俺は他人事程度で聞き流していたのだが

ある日都心に出る用事で高速を使わざるを得なくなった


用事も終わり帰路につきもうそろそろ最寄りインターチェンジに着くか着かないかの距離で

700m程前を走っていたセダンが急ブレーキを踏みつつ路肩方面にスピン寸前の状態で緊急停車した


高速なので停車して様子を伺う訳にもいかず何事か?と辺りを見回した所、橋の上に数人の人影が見えた


(これが噂の投石か?危ねぇな)


とは思ったが当事者でもなくそのまま徐行して現場を通り抜け家に戻った


数日後、地方紙に前の投石による事故と容疑者(未成年)の補導を伝えるニュースが小さく載っていた


「…投石をしていた少年aを…」


あれ?1人だけ?


aは他の友人を庇ったのかも知れないし特定が出来なかったのかも知れない

けど俺が見た光景には不可思議な事が1つだけある


あの時、モノを投げていた連中は小学生には見えずオッサンやオバサン達だった事


もし見たモノが現実だとしたらゾッとする

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