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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(怖)海外のホテル2


まぁホテルというよりモーテルの話


出張でアメリカに行った時、都合でモーテルに泊まる事になった


レンタカーが故障したせいでそうなったのだがたまたま余り治安の良くなかった所で


娼婦みたいな格好のお姉ちゃんと映画で良く見る雑魚中年みたいな薄汚れたおっさんがいる様なモーテルしかなかった


最初に借りた部屋はシャワーが壊れていて別の部屋に移ったのだがあんな目に遭うならシャワー位我慢すれば良かった


夜シャワーを浴びて次の日訪問するルートとか資料整理を確認していると


隣の部屋から獣か?と言う位激しいアノ声が響いて来た


何かベッドが壁際にガツガツ当たってるみたいでこっちの部屋にも振動が伝わってきていて不快だったが


丸腰で文句言って撃たれたんじゃ死にきれないので我慢する事にした


ゴツゴツゴツ‼oh.....yeah!!


もうね、地獄っす。


ベッドが多分背中合わせになってて耳をイヤホンで塞いでも振動はダイレクトに伝わってくる


仕方ないので収まる迄椅子に座って待つ事にした


ゴッゴッ‼yes!!yes!!


…あ、終わったか?


やっと静かになって漸くベッド使えるわ、と立ち上がったら


何か怒声が聞こえた後に


ガンガンッ!


って音と共に俺の部屋のベッドから糸屑みたいなのが舞い上がった


え?まさか銃撃った?


ハテナが頭を支配して固まっているとまた


ガンガンッ!


こりゃ銃だ!となった俺は慌てて部屋を飛び出したら他の客も何組か部屋を飛び出していた


誰かが警察を呼んだ様で静かになった隣の部屋に警官が突入すると血塗れになった女性と後ろ手に拘束されたおっさんが連れられて出て来た


当然ながらモーテルは騒然、俺も事情聴取されたんだけどその時言われた


「ラッキーだったな。ベッドで寝てたら当たってたぞ」


あー、あの糸屑は壁を貫通した銃弾だったか…と命拾いをした恐怖体験だった


まぁガチムチのお姉(兄)さんに言い寄られた時に比べれば全然だったけどね

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